気軽に屋外へと持ち出せる1kgを切る軽さ、そして長時間駆動が可能なモバイルノートPCといえば、限られたメーカーしか作れない特殊なもの……というのが一般的な認識だろう。特に人気があるのは、高性能CPUと12~14インチクラス液晶ディスプレーを組み合わせたモデル。その実用性の高さから、いつかは手に入れたいと憧れている人も少なくない。 しかし、こういったモデルはその特殊性からどうしてもコストが高くなり、価格が20万円を超える高級品がほとんどだ。それだけに、「高性能モバイルノートPCは高嶺の花」だとして、新しくPCを購入するときでも候補から外しがちだった。 もちろん、低価格なモバイルノートPCと称して売られている製品は、数万円からある。しかし、これらの多くはCPUにAtomやCeleronを採用したネットブックであり、よほどパソコンを熟知した人でなければ、活用が難しいというのが現実だ。 実用的なス
「Snapdragon 835」の性能はどこまで向上した? ベンチマークテストを試す:Galaxy S7 edgeと比較 Qualcommが、3月22日に中国・北京で「Snapdragon 835 Benchmarking Workshop Beijing」を開催した。Benchmarking Workshopは、Qualcommが定期的に開催しているイベントで、その時点で最新となるモバイルプロセッサのベンチマークテストを行ったり、新プロセッサがもたらす機能のデモを体験したりできる。 まずはSnapdragon 835についておさらいしておこう。835は、現在提供されているSnapdragon 820シリーズに続く、ハイエンドのプロセッサ。モバイル向けプロセッサとしては初めて10nm FinFETプロセスで製造されており、820と比べてパッケージサイズが35%小型化した。
クアルコムジャパンは2016年10月14日、都内でSnapdragonに関する説明会を開催し、日本国内のIoT、組み込み市場向けの販売戦略について説明した。 説明会にはクアルコムCDMAテクノロジーズ 副社長の須永順子氏が登壇。「1985年に創業したクアルコムは無線通信やコンピューティングの進化を牽引してきたが、このままでは新しいIoTや組み込みの市場にリーチできないと判断した」と、戦略転換の意図を語った(写真1)。 須永氏はSnapdragonシリーズの歴史を振り返り、「最初にコンセプトを発表したのは2005年11月のこと。モバイル端末が将来的にコンピューティングデバイスとして成長することを予測し、自前で高性能と省電力を両立したCPUを作る必要性を確信した」(須永氏)と紹介した。 その後、Snapdragonシリーズはスマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスに採用されてきたが「Io
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く