この端末を発売したのは、フューチャーモデルという企業。これまで携帯電話そのものを開発、販売したことはなく、NichePhone-Sが同社の最初のモデルとなる。そんな同社が、なぜ携帯電話を発売するに至ったのか。あえてこの時代に、スマートフォンではなく、シンプルな携帯電話に狙いを定めた勝算はどこにあったのか。こうした疑問を、フューチャーモデルを率いる曲亮氏にぶつけた。 通話専用端末を作ろうと思った理由 ―― 御社の主な事業は携帯電話の開発ではないと思います。失礼ですが、NichePhone-Sの開発経緯をうかがうまえに、まず、御社が普段どのような事業を行っているのかというところから教えてください。 曲氏 スマホのアクセサリーの製造、販売や、メーカーの下請けをやっている会社で、設立は2009年です。私は、日本の大学を卒業して(曲氏は中国出身)て、ケータイの販売スタッフを1年ぐらいやった後、そのま
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