エアバスA380は世界最大の旅客機。 運行開始から10年を迎えた。 エアバスは317機を受注したが、その後、新規受注の獲得に苦戦している。 A380は多くの航空会社にとって、大き過ぎ、高価で、非効率。 A380の先行きは暗い。 2007年、エアバスA380は華々しく運航を開始した。「スーパージャンボ」と呼ばれるこの超大型旅客機は、ボーイング747が作り出した栄光をすべて奪い、現代エンジニアリングの限界を極めた。 だが10年後、状況は大きく変わった。業界の全てを変える“ゲームチェンジャー”になると期待されたA380は、今、生き残りをかけて戦っている。 4億3600万ドル(約490億円)のA380は、これまでで最も高価かつ豪華な旅客機。最大約800人も搭乗可能な総2階建ての巨大な機体が到着するたびに、空港は大騒ぎになる。 だがコスト重視の市場と燃料価格の変動のなか、A380を際立たせた素晴らし
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