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ブックマーク / tojikoji.hatenablog.com (13)

  • 【書評】カモノハシのスペックと歴史『カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語』 - Under the roof

    カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語 (生物ミステリー) 作者:浅原 正和 発売日: 2020/07/13 メディア: 単行(ソフトカバー) 皆さんご存じ、カモノハシ。 でも、実際はカモノハシについてどれくらいのことを知っているだろうか。 変わった見た目、哺乳類なのに卵を産む、オーストラリアに生息、あたりが基中の基情報だろうか。そして、哺乳類・鳥類・は虫類といった生物の分類上の「例外」として扱われる存在でもある。 カモノハシっていう名前も覚えやすいし、「哺乳類なのに、卵」という例外のパターンも覚えやすい。見た目もどことなく愛らしいので、「自分はカモノハシが嫌いで見るのも嫌だ!」なんて人にも会ったことはない。 だけど、その生態についてどこまで知っているか?というと、意外と研究の進んでいない生物なのだそうだ。カモノハシ自体はとてもデリケートな生物で、オーストラリア以外での

    【書評】カモノハシのスペックと歴史『カモノハシの博物誌~ふしぎな哺乳類の進化と発見の物語』 - Under the roof
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    kenzy_n 2021/02/25
    不思議な設計の生き物
  • 【書評】恐るべきポテンシャルの生物『ハダカデバネズミのひみつ』 - Under the roof

    ハダカデバネズミのひみつ 発売日: 2020/08/15 メディア: 単行 ハダカデバネズミについて、そのインパクトのある名前と姿は当然知っていた。だが、内に秘めた驚異的なポテンシャルについて、僕は1割も知らなかったことを思い知らされた。 その名前と見た目で、スベスベマンジュウガニとかトゲアリトゲナシトゲトゲみたいにたまに動物系テレビ番組とかWEBのまとめサイトとかで目にするお笑い動物的な存在だろ…と思っていた自分を戒めたい。こんなに面白くて科学的な可能性を秘めた奴だったなんて… まず特徴的なその出っ歯。ハダカデバネズミはアフリカ東部のケニアなどの草原に生息し、地中にトンネルを掘りコロニーを形成しているのだが、トンネルをこの出っ歯で掘る。繰り返す。トンネルを、出っ歯で掘り進む。 地中生活を送る生物の多くは強靱な前脚でトンネルを掘るイメージだが、まさかの歯。歯をツルハシのように使い、土をど

    【書評】恐るべきポテンシャルの生物『ハダカデバネズミのひみつ』 - Under the roof
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    kenzy_n 2020/10/01
    新世界より
  • 【書評】生活を学問する。『「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?』 - Under the roof

    「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか? 作者:明教, 久保 発売日: 2020/01/14 メディア: 単行 ”暮らし”を”デザイン”するという言葉は、CMや雑誌やネットで「よく目にする」言葉だ。 ホームセンター、家具屋、ファストファッションブランドの店頭展示ではシンプルでモダンなデザインの家具、服、キッチン用品の展示を目にする。 おしゃれなワンプレートのランチで楽しそうに談笑する家族。対面式のキッチン。日当たりのいいリビング。 ステレオタイプなイメージだが、憧れを抱く生活には一定のパターンがあるように感じる。丹念にデザインされたそれは、所謂「生活感」というものを感じさせないことが多い。テーブルや床に物が溢れ、統一感のない器や家具を使う生活とは一線を画したものだ。 無論生活の基盤には衣住があり、おしゃれなワンプレートをべても、カップラーメンべても、腹は満たされると

    【書評】生活を学問する。『「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?』 - Under the roof
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    kenzy_n 2020/07/29
    いかに生活するか
  • 【書評】最先端の無人兵器解説書『無人の兵団』 - Under the roof

    無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争 作者: ポールシャーレ,Paul Scharre,伏見威蕃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 無人兵器の解説書として現状における決定版。 何せ、技術の進歩が凄まじい。スマホやドローンの爆発的な普及により、電子機器の小型化が著しく、それは兵器においても当然そうなわけだ。 昔、P・W・シンガー著の「ロボット兵士の戦争」というを読んで、あれこそ無人兵器解説書の決定版だろと思っていたが、あのも2010年発刊なので今やもう古い。 そこで書だ。最新鋭の無人兵器の解説を読むだけでもワクワクするが、技術力だけでなく大切なのはその運用方法を含めた政治的な議論である。その点も書は抜かりなく、だからこそ現状の決定版と言える。 まずは無人・AI搭載兵器の現状について。 今の戦場

    【書評】最先端の無人兵器解説書『無人の兵団』 - Under the roof
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    kenzy_n 2019/10/24
    無人兵器同士が潰しあう可能性も出てくる
  • 【書評】古生物、それはロマン『知識ゼロでもハマる 面白くて奇妙な古生物たち』 - Under the roof

    知識ゼロでもハマる 面白くて奇妙な古生物たち 作者: 土屋健,加藤太一(ミュージアムパーク茨城県自然博物館) 出版社/メーカー: カンゼン 発売日: 2019/05/13 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 古生物にはロマンが詰まっている。 古生物研究というのは、新たな発見によってガラッと変わることがある研究分野だ。 最近ではティラノサウルスにも羽毛があった、ウロコがあったという研究により、ジュラシックパークなどで見慣れた、「一般的なティラノサウルスの」復元イメージと、羽毛とウロコありの「最新のティラノサウルス」の復元イメージが全く違うというのがネットニュースなどでも話題になっていた。 そんな、今の古生物学の面白さをうまくまとめてくれているのが書である。 新たな発見で姿が変わった古生物として代表的なのが、僕も大好きで書にももちろん掲載されている「ハルキゲニア

    【書評】古生物、それはロマン『知識ゼロでもハマる 面白くて奇妙な古生物たち』 - Under the roof
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    kenzy_n 2019/06/25
    今はいなくなった生き物たち
  • 【書評】陸・海・空の進化の理由『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』 - Under the roof

    脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年 作者: マットウィルキンソン,Matt Wilkinson,神奈川夏子 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2019/02/18 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る すんごい。知的興奮の宝庫。 タイトルのとおり、脚、ひれ、翼という「生物がその場から異動するために使う器官」がいかにして進化してきたかについての一冊。 進化は偶発的に起こるものだ。僕も大好きな『ワンダフル・ライフ』の著者である生物学者のスティーブン・ジェイ・グールドは、仮に生命の誕生から進化の過程をもう一度やり直したら今とは違う生物界となっているだろうと断言した。 つまり今の生き物の進化はすべて偶然によるもので、そこに必然性はないとグールドは言っている。 しかし、書ではそれに真っ向から対立し、生物の運動器官の進化には必然性や明確な理由が存在して

    【書評】陸・海・空の進化の理由『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』 - Under the roof
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    kenzy_n 2019/06/04
    進化の過程
  • 【書評】これは…スタンド攻撃!?『ユービック』 - Under the roof

    ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314) 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1978/10/01 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 175回 この商品を含むブログ (107件) を見る 個人的に、ミステリーには2種類のパターンがあると思っている。 ひとつは、初めに大きな謎がドーンと提示されて、それについて主人公たちが徐々に解いていくパターン。 J・P・ホーガン『星を継ぐもの』とかが好き。最初の謎のインパクトが大きいほうが引き込まれやすいし、それが解けていくカタルシスが読んでいて気持ちいい。 もう一つが、後半にどんでん返しが待っているパターン。 殊能将之『ハサミ男』あたりが有名だけど、個人的に好きなのはピエール・ルメートル『その女アレックス』。 その女アレックス (文春文庫) 作者: ピエールルメートル,橘明美 出版社/メーカー

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    kenzy_n 2018/11/13
    懐かしいタイトルを聞く、いつか映画化されてほしい作品の一つ。
  • 2018年上半期に読んだ本のベスト - Under the roof

    もう2018年半分終わるのか… ついこの間息子にクリスマスプレゼント渡したばかりの気がするし、4月に子どもたち3人とも保育園で進級したから既に新しいクラスになって3か月たつのに、いまだに前のクラスに連れて行きそうになるしで、いまだに体が2018年に慣れてない。 ただ、個人的に半年に一度のルーティーンとして上半期下半期それぞれで読んだのおススメをまとめることにしているので、今回も少ないながらフィクション、ノンフィクションそれぞれを3冊ずつ、印象に残ったたちを紹介したい。 まずはフィクション ◆Ank: a mirroring ape Ank: a mirroring ape 作者: 佐藤究 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/08/23 メディア: 単行 この商品を含むブログ (5件) を見る 2026年、京都。テロや略奪行為ではなく、「人がそれぞれお互いに殺し合う」という

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    kenzy_n 2018/06/28
    期待して読みたいリストに追加
  • 【書評】中国のSF作家はどれだけ未来を見ているんだよ…『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』 - Under the roof

    折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036) 作者: 郝景芳,ケンリュウ,牧野千穂,中原尚哉,大谷真弓,鳴庭真人,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 『紙の動物園』『母の記憶に』の両方がとんでもなく面白かったケン・リュウが選出したSF短編集。で、これもまた全作品ハズレなしの最高の短編集だった。 そもそも中国SFとはなんぞやと。SFの世界に中国風のドラゴンや拳法とかが出てくんのかななんて安易な発想してたんだが、こんな想像に対して書冒頭においてケン・リュウ自身が「序文」として、 “100人のさまざまなアメリカ人作家や批評家に、"アメリカSF"の特徴を挙げるよう頼むところを想像してみてください──100の異なる回答を耳にするでしょう。おなじこと

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    kenzy_n 2018/06/21
    読むのに手頃なページ量なのが良い
  • 僕をSF沼に落とした5作 - Under the roof

    srdk.rakuten.jp 面白かった。 『古典は除く』『手に取りやすいように文庫化されているもの』 この2つの縛りだけでとてもありがたい。 『戦闘妖精・雪風』と『火星の人』は既読で、当たり前だがどちらもめちゃくちゃ面白かった。雪風のほうは続編の『グッドラック』と『アンブロークンアロー』も当然面白い。続編になるほどSF色も増していくので、雪風を入門として続編へと読み進めていくといつの間にかSF沼にどっぷり浸かることができる。 ほかの3つは未読。コニー・ウィリスは以前『航路』を読んだんだが、長さに飽きてしまい読みかけのままだ。今からでも読み直してみようかなと思う。 こういう記事を読むと、自分でも同じ条件で面白いSFを紹介したくなる。というわけで、『古典は除く』『文庫化されている』縛りで、おススメ作品を紹介しようと思う。 ◆『老ヴォールの惑星』 老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フ

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    kenzy_n 2018/05/17
    新しい潮流を感じさせる
  • タコのアヒージョで自宅飲み - Under the roof

    今日のおつまみは、タコのアヒージョ。 昨日の記事→友人からのマレーシア土産 - Under the roof で書いた、お土産をくれた友人と自宅飲み。近くのセブンイレブンでワインを買い、冷蔵庫にあったタコとマッシュルームでこれを作った。 ◆材料 *タコ スーパーで売ってる刺身用とかのやつを適量 *マッシュルーム 適量 *オリーブオイル 材料が半分浸るぐらい *ニンニク ひとかけ *鷹の爪 ひとつ *塩コショウ 適量 スキレットに、一口大に切ったタコとマッシュルーム、刻んだニンニクと鷹の爪を敷き詰める。 オリーブオイルを材料が半分浸るくらいに注ぎ、塩コショウしたら加熱。 オイルがブクブクして、全体に火が通れば完成。超簡単。 軽く焼いたバゲットを添えてどうぞ。 いつもはエビで作るけど、タコもかなり風味が出る。べ応えがあって美味しい。 ワインがいくらでも進んで、友達海外旅行の土産話に花が咲い

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    kenzy_n 2016/10/08
    たこ焼き器でつくるかと思った
  • 2016上半期に読んだ本のベスト10冊 - Under the roof

    今週のお題「2016上半期」 上半期。光陰矢の如しで、もう当になにやったか覚えてない。仕事育児に忙殺された。 ただ、せっかくブログをやっているので、上半期に読んだでよかったものでもまとめてみようと思う。 小説とかのフィクションと、それ以外のノンフィクションを5冊ずつ。 ちなみに、作品の前に1.とか2.となってるけど、順位とかじゃなくて単純に読んだのが古い順にナンバリングしただけなのであしからず。 1.『太陽の簒奪者』 太陽の簒奪者 (ハヤカワJA) 作者: 野尻抱介 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2005/03/24 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 131回 この商品を含むブログ (168件) を見る Kindleの年末セールで買った小説。 僕は小説のジャンルとしてはSFが一番好きで、ハードだろうがソフトだろうが国内外問わず読む。 そんな僕がこういう有名作品を

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    kenzy_n 2016/06/30
  • 星の輝きに心奪われた息子 - Under the roof

    1歳の娘が発熱のため、昨夜、僕の実家の母が子供たちの面倒を見る手伝いに来てくれていた。 母が帰る時間になり、3歳の息子が「お見送りしたい!」と言うので、夜20時過ぎの頃、息子と僕のふたりでお見送りすることにした。 大好きなばあばのためだ、息子は少しくらいの寒さは気にせず、お気に入りの上着を羽織り、お見送りする気満々で玄関から外に出た。 昨夜は星空がきれいで、月も半月に近い三日月が出ていた。それを見た息子は、大好きなばあばのお見送りそっちのけで「パパ!お月さまだよ!あとなんか光ってるよ!」と星を指さしながら興奮していた。 お星さまがそんなに珍しいかな…とぼんやり考えていたんだが、そういえば息子は夜ほとんど外に出たことがなかったことに思い当たる。我が家は夜の外はあんまりしないし、たまに旅行先で夜20時くらいでも出歩くことはあるけど、大抵は繁華街や温泉街を歩くので星なんてほとんど見えない。 絵

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    kenzy_n 2016/03/16
    将来が楽しみだ
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