文章の量、プレゼンの時間、企画書の枚数…。 書くこと、話すこと、資料にまとめることはすべて、相手に自分の思いを伝える行為です。当然、伝える相手の時間には限りがあるので、「相手にしっかりと、こちらの考えや想いを伝える」という目的が果たせるのであれば、簡潔にまとめて、“奪う時間”は短ければ短いほうがいいわけです。 しかし、です…。 たとえば、企画書であれば、伝わる伝わらないという視点でなく、「とにかく、枚数を多く…」と考える人が多い。それは、提案する側だけでなく、提案される側も、「とにかく提案書は分厚く…」なんて、そんな信じられないお願いをすることがあるわけです。どちらにも共通して言えるのは、枚数が多く、分厚ければ、安心だという変な意識です。結果、無駄な情報を追加したり、余計な装飾をしたりするという、本末転倒な企画書ができるわけです。そう、自分の時間も失うし、相手の時間を奪う企画書のできあがり