男子SPで首位となった高橋(09年12月4日) <メダル候補たちの武器:高橋大輔> フィギュアスケート男子の高橋大輔(23=関大大学院)が、プルシェンコ流の4回転ジャンプを磨いている。元五輪代表の本田武史氏(28)の助言で、06年トリノ五輪男子金メダリストのプルシェンコ(ロシア)のように助走でカーブを描き、跳び上がる前から体をひねる跳び方に変えた。全日本選手権を制した高橋は、メダル獲得に向け果敢に挑む。 転んでも倒れても、今季の高橋は4回転トーループに挑んでいる。右ひざの大けがから2季ぶりの復帰戦となった10月のフィンランディア杯から12月上旬のGPファイナルまで、全4戦のフリーで、それぞれ1度ずつ挑んだ。着氷が乱れたり、転倒するなど、まだ成功はないが、「以前の半分ぐらいの力で跳ぶことができる」。直線的だった助走を、弧を描くようにした新しい跳び方に手応えを感じている。 98年長野、02年ソ