高坂昌信の名で知られる春日虎綱に関する昨年の論文。 既に『篤姫』も始まって、完全に時機を逸してしまいましたけど、復習ということで(^^; 大雑把に内容を紹介すると、まず系譜に始まり、それから香坂氏継承の経緯と時期、海津城の築城時期、海津城代としての権限などについての考察となっています。 さて、その中で最も興味を惹いたのは・・・ あの有名な信玄ホモレターこと「武田晴信誓詞」は、春日虎綱に宛てたものじゃないかもしれない! という指摘。な、なんだってー!!(AA略 何でも宛名に記された「春日源助」のうち「春日」の部分は、スリ消した後に書き直したとみられるとのこと。後世に改竄されていたのか!( ̄□ ̄;)!! となると、この「源助」の名字が「春日」である根拠は無くなるし、別の可能性が高い。また、春日虎綱の通称は『甲陽軍鑑』でも源五郎しか確認できないという。そもそも春日源五郎=春日源助という比定が根拠