昭和の独身中高年の如く何処にも正しい居場所がない。 街を歩けば横断歩道や道路の自転車通行ゾーンがペンキを剥がされているのをよく見かける。 法解釈の変化に合わせて歩道がチャリを追い出していく。 だが車道に居場所はない。 時速40kmで走るロードバイクすら、中途半端な速度と小ささが鬱陶しい道路の邪魔モノだ。 ママチャリ達は道を見失い歩道のアチコチへと散り散りになっていってかえって危なかっしい。 存在そのものが犯罪なら、もう今更何をしても変わらないとばかりにチャリの民度が下がったように思う。 未だに乗ってる奴らは犯罪者みたいなもんだから母集団の変化なんだよ、なんて気軽に言ってていいのだろうか。 正しさを奪われた世界を生きれば人はすぐに無法へと染まるぞ。 一発アウトの重さに怯えているのか警察も取り締まりきれないでいるように見える。 どうする気なんだろう。 自転車を免許、点数制にするのがまず先立った