www.asahi.com 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大や東京オリンピックが大きく報じられるなか、76年目の8月6日、『広島原爆の日』がやってきました。僕は小学校4年生まで広島に住んでいて(今でもカープファンなのは、あのときの「200発打線」のカープとファンの熱狂をあの場でみていたからだと思います)、当時は、8月6日は毎年登校日になっていました。 広島の暑い夏のなかで学校に嫌々ながらやってきて、講堂で校長先生のお話と被爆者の体験談を聞くのですが、「夏休み中なのにめんどくさいなあ」というざわざわした雰囲気だったのが、被爆者の体験談を聞いているうちに、周りが静まりかえり、話が終わるころには、涙を流している同級生もいました。そんなつらい死に方や地獄のような光景があり、それを再現するための兵器が、世界中にまだたくさんある。世界は核戦争で滅ぶかもしれない。たぶん、40年前の小学生が感じていた