処女神 少女が神になるとき 作者: 植島啓司出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/07/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 内容紹介 慈愛と破壊、母性と処女性……相反する属性を宿す生き神クマリ。 人々を救い、国王をも跪かせる霊力を持つという処女神の全貌とは? 少女がダライ・ラマのように転生するという、ネパールに実在する生き神・クマリ。今なお人々に崇敬されるこの処女神の実態に迫り、その源流をたどりつつ、日本の観音菩薩にも繋がる大女神信仰の系譜を解き明かす。謎の探究と旅の記憶が交錯する、知的興奮の書。 〈もちろん、「人間が同時に神である」とは不条理な言説である。しかしながら、彼女ら一人ひとりの力によって、いかに多くの人々が救われてきたかをも考慮しなければならないだろう。いまこそ逆に、それを持たないわれわれの社会の不幸についても議論すべき時期なのではなかろうか?
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