コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち 作者:ライザ・マンディみすず書房Amazon近年、ロケットのための計算に明け暮れていた女性たちを描き出したノンフィクション『ロケットガールの誕生』や、ディズニーの初期で制作に関わった女性たちの活躍を取り上げた『アニメーションの女王たち』など、歴史の影で見過ごされてきた女性たちの活躍を取り上げるノンフィクションが増えてきている。 今回紹介したい『コード・ガールズ』も、第二次世界大戦中に米軍に所属し暗号解読に従事した女性たちの活躍を取り上げた、流れに連なる一冊だ。第二次世界大戦時に暗号解読で女性が活躍していたという話は、本書を読むまでまったく知らなかったが、実は1945年には※陸軍の暗号解読部門1万500人のうち、約7000人、70%が女性だったし、海軍にも4000人の女性暗号解読者がいた。両者を合わせれば、女性は1万1000人で、当時アメ
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