命の値段には大きな格差が存在する──『命に〈価格〉をつけられるのか』 - 基本読書

命に〈価格〉をつけられるのか 作者:ハワード・スティーヴン・フリードマン,Howard Steven Friedman発売日: 2021/04/17メディア: 単行本 はじめに 民事裁判における命の値付け 現在の命の価値より未来の命の価値の方が低いのか？ おわりに はじめに 命に値段はつけられない、と言ったりもするけれど、現実的な問題として、日々命に値段はつけられている。しかも、毎回違った形で。たとえば、何らかの過失や災害によって人命が失われた時、そこにどうやって補償を出すのか。全員に一律同じ値段で対応するケースもあれば(これはあまりない)、各個人の属性・能力に応じた値段が支払われるときもある。たとえば、年収2000万の人間と年収200万の人間では将来的な収益が変わってくるので、この年収にあわせた補償額を──という発想がある。 実際、そのような「その人が将来稼いだであろう金額」によって補償

[sakuya_little]

命の値段は等しくゼロだよ。支払われてるのはあくまで残りの時間と能力について。そこには確実に差がある。

[napsucks]

コロナ禍ではより露骨になってきてるよね

[misomico]

補償金額は、命が持つ価値の1射影に過ぎない。経済的価値がないことは価値がないことを意味しない。世界は経済より元からある。

[tenderfox]

はてブだと男性の命はスター工作されるくらい軽い物になってる https://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Flogmi.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F323771

[msdrmgmg]

「能力に対する保証」なんて欺瞞だよ。例えば子供の場合、男の子の方が女の子より高くなる（子供自身の能力に関わらず）。日本在住日本人の子供とと、発展途上国在住発展途上国人の子供の場合は？

[y-wood]

海外出張の際の生命保険額は偉い人ほど高かった。そんときは生命の価格だと感じたね。

[Tatada]

命の価値の相対的な差(=ある命が別の命に比べ高いか否か)は比較可能な差だが、命の価値の絶対的な差(=生と死の差)は比較不可能な差。死者蘇生が出来ない以上、再調達価額は無限大。後者が無視されがち。

[kjin]

“たとえば3％の割引率を設定して先の2つの事例にたいして費用便益分析を行うと、最初の選択肢が有利になる。だが、1％の割引率で行えば、2つ目の選択肢が有利だ。割引率0なら、2つ目の案の方が200人も助かる命が多い。

[ROYGB]

逸失利益は死ななくても寝たきりとかになれば支払われるので命の値段とは別だと考えられる。

[preciar]

別に命自体は関係なくて、年収1億の人間に1年間働けない怪我負わせるのと、年収200万の人間に1年間の怪我負わせるのでは当然に与えた損害への補償（賠償）が異なる。それだけ

[catbears]

逆にいうと価値の範囲に生きてることが含まれるようになった現在ということかも。かつては生の無いものや概念の具象、死にも価値の存在は具現してたけどなくなって久しい。

[hatayasan]

もし生きていたら稼ぎ得た所得を賠償金にする手法があること、日航機墜落事故を描いた吉岡忍『墜落の夏』で知った。

[htnmiki]

身近なところだと厚生年金か

[number917]

アスリートの命は庶民のよりずっと高いぞ

[Kurilyn]

生命保険の仕事をしていたので、命には個別の値段があるのが現実という認識。一方で、人間一人の命と人間一人の命は等価であるとも考えている。

[REV]

しかし西の方ではトロッコの足音が

[esbee]

子どもが事故で死亡した場合、男児か女児で賠償金が変わるというのは知ってはいたけど……読んでみたい

[obsv]

“当事者として誰かの命の値付けを行うことはあまりないだろうが、自分自身は常に様々な指標によって値段をつけられている。それを把握しておくのは、生きていく上では重要だ。”

[sometk]

ちょっとしんどいかな

[ytakadt50]

そりゃ補償はそうだろとしか。でも少なくとも自由主義国なら、事故での難者とか、誰かは関係なく、可能なリソース全投入して助けようとするよね。命に高い安いはないってのはそういうことかと。

[memoryalpha]

命の値段というとベトナム戦争の時にマクナマラ国防長官が出したキルレシオ（敵1人殺すのに必要なコスト）を連想する。記事にあるのは収益関数の積分みたいな話。

[vjaPj]

命の値段は一律で、能力に対する補償って考えれば矛盾しなかったり。

[ornith]

“命の価値がどのように決められているかに無頓着でいると、自分の健康をリスクに晒し、安全をリスクに晒し、法的権利をリスクに晒し、家族をリスクに晒して、自分の命そのものもリスクに晒す可能性が高くなる”

[araikacang]

9.11の時の保証額の差は、その死によって生じる残された人の金銭的な困難を補填する意味があるので、命の価値とイコールではないと思う。

[lacucaracha]

センシティブな問題なのであれなんだけど、なんで稼得収入だけで判断して、生活費等は考慮しないんやろうね。