武庫川女子大(兵庫県西宮市)の学生らが、大学のPRキャラクターの黒ウサギ「Lavy(ラビー)」を主人公にした絵本「うさぎのラビーといろきりばさみ」(A4変形判、16ページ)を出版、30日から販売する。大学を運営する武庫川学院創立70周年記念事業の一つで、絵本の制作は初めて。3000部を制作し、西宮市内の全幼稚園に寄贈する。 同大学には付属幼稚園があり、幼児教育に力を入れている特徴をアピールすることにもつながると出版を決めた。ラビーが色を切り取る不思議な「いろきりばさみ」を使い、青空や虹などを切り取っていくストーリー。豊かな色彩で、幼い子どもにも読みやすい構成になっている。 物語は学生や教職員から寄せられた77点から、大学院薬学研究科2年の鄭婀美(ていあみ)さん(25)(神戸市長田区)の作品が選ばれた。絵はイラストレーターの舩引亜樹さん(38)(同市中央区)が描いた。 鄭さんは「ささやかな日