<トレンド> 藤子・F・不二雄原作の漫画「ドラえもん」は、日本で69年12月に児童誌で連載が開始された。タイでは30年ほど前に始まったタイ語吹き替え版のテレビ放送が今も続き、親子2代にわたるファンも多い。未来からやって来たネコ型ロボットのドラえもんは、タイで最も人気が高いアニメキャラクターだ。 今年2月、中部アユタヤの寺院で「ドラえもんの葬儀」が行われたというニュースが流れた。 喪主は地元の48歳の女性。がん治療中にプレゼントされたドラえもんのぬいぐるみを我が子のようにかわいがった女性は、回復後に地元の幼稚園にドラえもんを「園児」として登録。毎朝幼稚園まで送り「登園」させていた。 しかし、女性は夢の中でドラえもんが「僕はもう死んだから、葬儀を出してほしい」と告げるのを聞いた。女性は20万バーツ(約54万円)を支払って寺院に葬儀を依頼した。参列した園児たちが涙を流す中、ドラえもんがひつぎに納