中国国務院に属する国家言語文字委員会がこのほど、中国の少数民族の言葉と地方の方言を記録する「言語資源音声データベース」の設立に乗り出し、10月11日に、江蘇省蘇州市でこのデータベースに関する会議を開いた後、早速方言の録音を始めました。 蘇州の辺りで話す言葉は、「呉の方言」で、今の日本語と関わりがかなり深い言葉です。調査チームは南京大学、南京師範大学、蘇州大学の3校から来た言語の専門家から構成され、まず、蘇州市内と、そこからほど近い常熟、昆山で、方言を話してくれる人を選びました。生まれ育った場所を離れず、他のところで長く生活したことがない人に限られています。方言の話し手は、与えられた文字、単語、センテンス、物語をマイクに向けて読み、専門家はそれを聞きながら、世界で通用する音声記号で印をつけていきます。 このニュースを聞いて、私はほっとしました。中国の55の少数民族の一つ、シェー族の1人である
『魏略』(ぎりゃく)は、中国三国時代の魏を中心に書かれた歴史書。後に散逸したため、清代に王仁俊が逸文を集めて輯本を編したが、はなはだ疎漏であったため張鵬一が民国11年(1922年)に再び編した。著者は魚豢(ぎょかん)である。魚豢については事績が伝わっておらず、『魏略』の作者であること以外はほとんど分かっていない。『三国志』の裴松之注に引用され残る文により、劉表[1]と面識があったこと、その後魏に仕えたことが記述されている程度である。 特徴[編集] 成立年代は魏末から晋初の時期と考えられるが具体的には諸説ある。劉知幾は「(記載の対象とした)事績は明帝期で止まっている」とするが、実際はそれ以降の記事もあり、最も新しいと思われるのは『三国志』賈逵伝注に引く甘露2年の記事であるため[2]、これ以降に書が完成したか製作が中断したものと思われる。また、魏や晋の重要人物の諱を使用していることが指摘されて
後漢書、三國志、晉書、北史等に出でたる倭國女王卑彌呼の事に關しては從來史家の考證甚だ繁く、或は之を以て我神功皇后とし、或は以て筑紫の一女酋とし、紛々として歸一する所なきが如くなるも、近時に於ては大抵後説を取る者多きに似たり。今余が考ふる所は此の二者に異なる者あれば試みに左の序次により、其の所見を下に述べんとす。 卑彌呼の記事を載せたる支那史書の中、晉書、北史の如きは、固より後漢書、三國志に據りたること疑なければ、此は論を費すことを須ひざれども、後漢書と三國志との間に存する異の點に關しては、史家の疑惑を惹く者なくばあらず。三國志は晉代に成りて、今の范曄の後漢書は、劉宋の代に成れる晩出の書なれども、兩書が同一事を記するに當りて、後漢書の取れる史料が、三國志の所載以外に及ぶこと、東夷傳中にすら一二にして止らざれば、其の倭國傳の記事も然る者あるにあらずやとは、史家の動もすれば疑惑を挾みし所なりき。
魏志倭人伝の冒頭の国と官を抽出すると次のようになります。 対馬国 其大官曰 卑狗 副曰 卑奴母離 一支国 官亦曰 卑狗 副曰 卑奴母離 末廬国 伊都国 官曰 爾支 副曰 泄謨觚、柄渠觚 奴国 官曰 ジ馬觚 副曰 卑奴母離 不彌国 官曰 多模 副曰 卑奴母離 投馬国 官曰 彌彌 副曰 彌彌那利 邪馬壹国 官有 伊支馬 次曰 彌馬升 次曰 彌馬獲支 次曰 奴佳{革是} 狗奴国 官有 狗古智卑狗(魏略では拘右智卑狗) これらの国々の官名には、いくつかの共通点や系譜がある。 対馬国と一支国は、現在の対馬と壱岐と見られ、官も副官とも名前が同じである。よって、この両島が距離的だけではなくて文化的にも非常に近い関係にあったことが分かる。また、対馬の官には大官には「大」がついているから、対馬は壱岐に比べて重要な地位にあったのかもしれない。 副官に限定して見れば、対馬国、一
21世紀を迎えて、 一年が過ぎた。 ここ数年にわたって邪馬台国論争をいろいろな観点から、 素人なりに調べて来た。 そして、 最近になってある程度邪馬台国の輪郭と、 その歴史というものが見えてきたように思う。 ここでは、 最新の考古学の成果や、 文献史学の結果を基に邪馬台国論争について、 もっとも蓋然性の高い説を示してゆきたいと思う。 三国志の「魏志倭人伝」 中国では、 王朝が革命によって変わるごとに、 前の王朝の歴史を記すことになっていた。 その最初のものは、 司馬遷の史記である。 司馬遷は前漢代において、 地方をくまなく歩き、 そして、 資料を集め、 遠く中国の主流となる華民族の歴史を調べ、 そして自分自身が生きてきた前漢までの歴史を綴った。 後の王朝もこれにならった。 後漢帝国の崩壊(220 A.D)後、 中国には、 魏・呉・蜀の三国が鼎立する事態となった。 やがて、 蜀が魏に滅ぼされ
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