<世界大学選手権:キューバ4-3米国>◇7日◇決勝◇神宮 キューバが劇的な逆転サヨナラ弾で02年の第1回大会以来、4大会ぶりの優勝を飾った。9回を戦って1-1と決着がつかず、無死一、二塁から始めるタイブレーク制の延長戦に突入。先に米国に2点を勝ち越されたがその裏、アルフレッド・デスパイネ外野手(24)に2打席連発となる逆転サヨナラ3ランが飛び出した。「4番の責任感で仕事をした。国民のために負けて帰るわけにはいかなかった」と小躍りしながらベースを一周した。先発ゴンザレスは延長10回途中まで151球を投げ、14三振を奪う好投。サウラ監督は「招いてもらった日本にいい恩返しができた」と、王国の威信を保って笑顔だった。