北朝鮮が最近、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の偶像化を本格化する兆しが捉えられる中で、今年30周忌を迎える金日成(キム・イルソン)主席の死亡哀悼期間を従来の1週間から一日に短縮したとラジオ・フリー・アジア(RFA)が4日、報じた。先代指導者の後光を消して「金正恩の北朝鮮」を構築しようとする動きだという分析だ。 RFAによると、咸鏡北道(ハムギョンブクド)のある住民消息筋は2日、「道党が道内のすべての機関、企業所に(金日成死亡関連の)哀悼指示を命令した」とし「金日成の死亡30周忌を迎える哀悼週間が一日に短縮されるという指示だった」と伝えた。報道内容が事実なら、今年4月金日成の生誕日の名称を従来の「太陽節」から「4・15」「4月の名節」「春の名節」などに変える傾向が見られたことを手始めに、先代の足跡を少しずつ薄めていく作業を継続していくものとみられるというのが専門家の大まかな分析だ。 北