【タイ】23日のタイ下院(定数480)選で第3党、第4党となる見通しのチャートタイ党とプアペンディン党の幹部が同日夜、会合を開き、共同歩調を取ることで合意した。両党の議席数は70近く、160議席以上で第2党が確実な民主党と結び、連立政権を樹立する可能性が出てきた。 チャートタイのバンハーン党首(元首相)は11月に、「国の偉い方を失望させるようなことはしない」と発言していた。「偉い方」は、タクシン氏支持者が昨年9月のクーデターの黒幕として糾弾しているプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)とみられている。 プアペンディンは軍事政権寄りといううわさが当初からあった。また、党会長を務めるワタナー氏は1990年代半ばにチャートタイの副党首だったことがあり、バンハーン党首との会合は同氏の自宅で行われた。 タクシン前首相支持のパランプラチャーチョン党(PPP)は220―230議席で第1党が確実視される