▼ これからの日本は、雑な物づくりだろうか 目の前にアメリカ製のMRI用RFコイルがある。 コイル本体は銅箔でそれがアクリルの基板に張り付けられているのだが、あろうことかセロテープで張ってある。 動物用の特製品でおそらく数十万円くらいするものなのにこれである。 今までは「これだからアメリカ人はしょうもない」と言っていた。けど今回は別な考えが去来した。 日本の製造業は曲り角にある。産業全体もそうかも。 基本的にたとえば中国のような途上国の人にもできる仕事をしている限り彼等と同じ賃金しかもらえるはずはない。 「日本人は、細かいところまで完璧に作るので、ものづくりに適しているから強みがある」とか言う。しかし私の意見では能力差があってもそれはそれ程大きなものではない。 賃金が10分の1の人たちがいれば、彼等は10倍の時間をかけて丁寧にやれば良いのだ。作業時間だけでなく製造工程の改良にも品質
雑感451-2008.11.4「信じられない認識と対応−トルエン」 食品にトルエンが含まれている、容器に含まれている、気分が悪いなどの報道が続いている。多くの場合、容器の印刷や種々の処理、または、保管中の環境によるものらしい。 それはそれとして、日本製の商品からトルエンが検出されたと中国政府から連絡(10月31日)があったというニュースがあった。記事を見ると、醤油やわさびペーストから検出されている。醤油では、1kgあたりのトルエンが0.0053mg、酢酸エチルが0.4mgとあった。この数値の小ささに驚いた。何せトルエンの濃度は1億分の1以下ですから、その非科学的な判断に呆れた。トルエンは、そもそも植物由来の物質ですし。 ところが、昨日畝山さんのblogを見ていたら、 http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20081031#p4 その前に我が国の厚生労働省(医
この表には、トウモロコシの生産者原価が、100、200、300 US$/トンの時に、原油1バーレル相当の熱量のアルコールを生産するための原料コストを示した。 つまり、トウモロコシが100ドルの時には、1バーレル85ドルになる。200ドルだと、1バーレル当たりの原料価格が170ドルになる。トウモロコシの生産者原価は、川島さんの本によれば、75〜126ドル/トンで推移しているそうだが、最近は、トウモロコシの値段も上がっていて、シカゴでの取引値から推定すると、生産者原価200ドルがないわけではないので、それを想定すると、1バーレル当たり170ドルになる。 この費用には、トウモロコシからアルコールに転換するための輸送費、製造費などは含まれていないので、そういう費用を考慮すると、原油が1バーレル100ドル近辺を動いているようでは、食料に売る方がずっと得ということになる。 今の相場は、様々な特別
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