ソニー株式会社は31日、2007年第3四半期の決算を発表。売上高は前年同期比9.6%増の2兆8,590億円、営業利益は同5.8%増の1,894億円、税引前利益が同60.4%増の2,885億円、純利益は同25.2%増で2,002億円となった。売上高、営業収入、税引前利益、純利益は、四半期として過去最高を記録した。 ■ 液晶テレビ「BRAVIA」が好調 エレクトロニクス分野全体では、前年同期比10.2%増の二桁成長を遂げ、売上高は2兆694億円となり、こちらも四半期として過去最高。外部顧客向けの売り上げも同14%の増収となった。 これを牽引したのは、液晶テレビBRAVIAや、PCのVAIO、デジタルカメラのサイバーショットなどだという。液晶テレビについて、同社大根田伸行執行役EVP兼CFOは「上期は商品力が不足し、かなりの赤字を出した。しかし、下期は黒字を達成できた。その理由は商品の数