私は文章を書き、絵を描くので、「テキスト」と「イラストレーション」を足して2で割り「テキストレーター」と名乗っている。ダジャレである。わざわざダジャレの造語を肩書きに掲げるほどには、絵を描くことが好きだ。「テキストレーター」を名乗る前は、関西の芸大生だった。わざわざ芸大を受験するほどには、絵を描くことが好きだ。 絵を描くことが好きなので、世の中の絵を描くことが好きな人々と同じように、現実世界にあるモノを見ては「うお~、このモチーフは描き甲斐があるな~」とか、「うお~、こんなシーンを絵にしたいな~」とか、「うお~、これ絶対描きたくね~」などと考える。誰かが描いた絵を見ては「うお~、めっちゃ絵うめ~」とか、「うお~、これどうやって描いたんだろ~?」とか、「うお~、この絵はこういう文脈の延長線上にあるのかな~?」などと考える。特に何も見なくても「うお〜、とりあえず描いてみるしかねえ~」などと考え