「指揮系統」に従うべし ホワイトハウス(WH)は現在、劣化した上下水道管交換など改装工事中のうえに主であるドナルド・トランプ米大統領が8月4日から17日間の「ワーキングバケーション」入りして不在のため幹部スタッフも夏季休暇を取っている者が多い。 そうした中、WH内での権力闘争に終止符が打たれそうな様相である。7月28日に大統領首席補佐官に就任したジョン・”ゼネラル”・ケリー前国土安全保障長官(退役海兵隊大将)が相次いで幹部級人事異動を強行し、WH内権力を掌握しつつあるのだ。 就任初日、ドナルド・トランプ大統領がその僅か10日前に指名したアンソニー・スカラムチ広報部長を電撃解任、WHのスタッフに対して軍人として最も重んじる「指揮系統」への忠誠を印象付けた。 大統領との面会に関して先ず首席補佐官の許可を得ることを全スタッフに義務付けた。これには娘婿のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問、スティ