漫画を面白くするために、最適なストーリー構成ってなんでしょう? 新人漫画家さんの作品を読む際、「構成はどうですか?」「起承転結はできていますか?」と質問されることが多いです。「起承転結」「序破急」「三幕構成」「ビート・シート」など、脚本術でさまざまな分析・言語化されているだけに、意識しやすい要素なのでしょう。 最近は、アニメや映画の構成を参考に描く漫画家さんも多いですし、知っておいてもちろん損はないです。が、注意してほしいのは映像と漫画の時間感覚は全然違うこと。映像のほうが、入れられる情報量が圧倒的に多いんです。 なので、最初にチャレンジするであろう短いページの読切漫画に、2時間映画の構成をそのまま詰め込むと、だいたい展開を追うだけでページを使い切ってしまい、キャラ描写(後述)もできずに終わってしまいます。 ※参考までに…矢吹健太朗先生がアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」をコミカライ
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