【ワシントン=菅野幹雄】トランプ米政権のピーター・ナバロ大統領補佐官(通商担当)は日本経済新聞の取材に対し、中国との貿易や構造改革を巡る協議で設けた90日の期限内の合意は「険しい」と述べ、安易な妥…続き[NEW] 米中90日交渉はや暗雲 ファーウェイ問題で先鋭化も 米中協議期限3月1日 合意なければ関税上げ [有料会員限定]
「『坂の上の雲』を再び」(1)、(2)、(3)、(4)で、「地方」や「下請け」といった“辺境”の人々が日本の再生に動いていることを繰り返し書いた。彼らの活躍が日本の没落を食い止め始めているが、同時にその台頭は、やや大げさに言えば明治維新以来続いてきた日本の権力構造をも変えるかもしれない。 「よそではできませんよ」 「そんなむちゃな要求をウチは飲めない。よそに注文を回したらどうですか。よそではできないと思うけど」――。 最近、大手企業の発注担当者が金型やメッキといった下請けから逆襲され始めた。いくつかの下請けは技術開発をひそかに進め、「ウチしかできない」製品を作る企業に変身した。大手企業が昔の調子で単価を引き下げようとしたり、「アジアに工場を出すからお前も行け」と迫っても、彼らはそっぽを向く。そこで初めて大会社は見下していた下請けが、いつの間にか世界に冠たる企業に生まれ変わっていたこと
「誰がそんなことを言っているんだ?そんなことはない」。東京・信濃町の慶応大病院。入院中の首相・安倍晋三はベッドの上で少なくとも2回、こうつぶやいている。「そんなこと」とは「麻生クーデター」説である。参院選大敗後も安倍を支え抜くとささやいた自民党幹事長・麻生太郎が実際は内閣改造人事や政権運営で首相の実権を奪い取り、安倍は「だまされた」と叫んで政権を投げ出した――。ポスト安倍政局で一夜にして麻生を劣勢に追いやったこの「物語」を安倍自身がいま、否定する。検証すればするほど、奇怪な裏側が見えてくる。 参院選当日から敷かれていた「麻生包囲網」 「麻生クーデター」説は12日午後、安倍が辞意を表明した直後から流れ出した。「安倍が11日に面会した自民党の有力議員に『麻生にだまされた』と漏らした。突然の辞意は権力を簒奪(さんだつ)した麻生へのせめてもの抵抗であり、憤死なのだ」と言う骨子だった。さらに自称
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く