東京のGHQ傘下の民間検閲支隊が、済州と日本との間でやりとりされた郵便を検閲し、手紙の内容について記した報告書=ホ・ホジュン記者//ハンギョレ新聞社 済州(チェジュ)4・3抗争は済州の人々の人生を根本から覆した。生と死の境に立たされた済州の人々は死を逃れて島を脱出した。親や兄弟を失い、頼れるところもなく、失意と絶望の日々を送っていた人々も島を離れた。命がけで密航船に身を預けた人たちが行き着いたのは、日本の大阪だった。日本国内の4・3遺族は確認されているだけで850人あまり。およそ1千人を超えるものと推定される。慣れない土地で自らを鍛えながら根を下ろした人々は、今も4・3の記憶を胸に抱いて故郷に想いを馳せながら、「在日」として生きている。 「1948年8月に兄さんが済州を去って以来、兄さんの行方は分かりませんでした。今回無事に大阪に着いたと聞いてほっとしています」 済州道表善面表善里(ピョソ
サムスン電子のイ・ジェヨン会長(左から3番目)が昨年2月、サムスン電子天安キャンパスを訪れ、半導体パッケージングラインを点検している=サムスン電子提供//ハンギョレ新聞社 830億ドル(2018年)から 429億ドル(2023年)に。 5年間でメモリー半導体の輸出額は半分に減った。特にここ2年間は、毎年輸出額の減少率が2桁に達した。世界のメモリー市場で、サムスン電子とSKハイニックスを中心とした韓国の半導体大手のシェアは、約10年間にわたり60%前後に達するほど独占的地位を保っているにもかかわらず、輸出額において急激な変化が現れたのだ。専門家たちは、業況によって大きく左右されるメモリー中心の韓国の半導体産業構造に内在した弱点が露呈した2年だと評価する。 相対的に安定した成長をみせる非メモリー半導体市場では、韓国の影響力は微々たるものだ。産業研究院の資料によると、国別の非メモリー半導体のシェ
熱愛を認めたaespaのカリナに抗議する電光掲示板。「ファンからの愛が足りないのか。なぜファンに対する裏切りを選んだのか。自ら謝ってほしい。でなければアルバム販売量が減り、コンサートの空席を見ることになるだろう」とある=オンラインコミュニティーより//ハンギョレ新聞社 人気ガールズグループ「aespa」のメンバーのカリナが恋愛中であることが報じられ、ファンは激しく反発した。最初はありふれた芸能人のゴシップのようにみえたが、所属事務所の前でトラックデモが起き、ついにはカリナ本人が自筆の謝罪文まで公開したことで、単なるハプニングとはみなせなくなった。憲法上の幸福追求権や普遍的人権に照らしてみても、成人の私生活に対するファンのこのような攻撃や所属事務所の対応は度を越したものだ。ところで、韓国特有のアイドル産業とそのファンダムの「オタ活」文化が作り出したこの奇妙な風景は、実はかなり深刻な社会問題を
先月29日(現地時間)、パレスチナのガザ地区南部ラファのアルアウダ病院。10歳のヤザン・カファルネ君がベッドに横になっている。ヤザン君は医薬品不足と深刻な栄養失調で4日に亡くなった/AFP・聯合ニュース 外国メディアで伝えられた写真を見てしばらく言葉を失った。パレスチナのガザ地区最南端のラファの野戦ベッドに横たわっていた10歳の少年ヤザン・カファルネ君は、まともに食べることができず骸骨のようになった姿で4日、息を引き取った。ニューヨーク・タイムズは少年の死を伝える9日の記事で、「食料不足でヤザン君の免疫系は弱まっていた。彼の親は息子が飲み込めるような高栄養食を得られなかっただろう」と報じた。国連児童基金(ユニセフ)が指摘した通り、「この悲劇的で恐ろしい死は人為的であるため予測可能であり、完全に防止できるもの」だった。 昨年10月7日のハマスによる残酷な攻撃でガザ戦争が始まってから、すでに5
4日、午前9時の取引開始と同時に日経平均株価が4万を越え、最高値を記録した。東京証券取引所の日経指数が記された電光板を日本の市民が見ている様子=東京/AFP・聯合ニュース 2024年に入って、日本の株価(日経平均株価)は上昇を続けて、2月には1989年末につけたバブル崩壊前の最高値を更新した。確かに、企業業績は好調で、株高には根拠があるのだろう。これをもって、日本は失われた30年から脱却したと言いたい人たちもいる。 しかし、GDP成長率は、2023年の6~9月、9~12月の2四半期連続のマイナスであり、2023年のGDPはドイツに抜かれて世界第4位に後退した。実質所得も減少を続けている。物価の上昇に賃金が追いついていないからである。また、2023年に日本で生まれた子供の数は75.8万人と最低を記録し、人口減は初めて80万人を超えた。日本社会の縮小に歯止めはかかっていない。婚姻数は48.9万
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