女の子にとって、「美醜のヒエラルキー(それによって生まれる優劣)」は強大だ! 「酉年生まれゆえに鳥頭」だから大事なことでも三歩で忘れる(!?)地下アイドル・姫乃たまが、肌身で感じとらずにはいられない残酷な現実――。女子のリアルを見つめるコラム、シーズン3は「わたしのすきなこと」にまつわるアレコレです。 パーティの終わりに泣いてる大人がいたから、どうしたのって声をかけたら、「トレイシーが死んじゃった」って。それからトレイシーというのが、プリンスが映画に出た時の役名であることに気が付くまで、少し時間がかかった。相手はひどく泣いていたし、私はひどく酔っていたから。それが一昨日のこと。 それで昨夜は『パープル・レイン』を聴いた。パーティが終わって、人がまばらになってから、DJの人がレコードをそっとターンテーブルに置いた。レコードはきちんと回転して、終わるべき時にきちんと終わった。 少し前の昼下がり