この画像を大きなサイズで見るPhoto by:iStock 英国臨床心理学ジャーナルに掲載された新しい研究によると、IQが高い子供は、「注意欠如・多動症(ADHD)」の診断が遅れがちであるという。 ADHDの多くは、子供の頃に診断されるが、IQ(知能指数)が高い子供たちにおいては、成人後に初めて診断が下されるケースが多いことが明らかになった。 今回の研究はカナダ、オンタリオ州の発達障害ネットワークのデータをもとに行われたものだが、他の国でも同様の結果となるという。 なぜ特定の人はADHDの診断が遅れるのか? 「注意欠如・多動症(ADHD)」は、気が散りやすく集中することが苦手、落ちつきがない、うっかりミスが多く忘れ物をしやすい、衝動的に行動してしまうなどの特徴を持つ発達障害の1つだ。そのせいで日常生活にも問題を抱えるようになる。 ADHDの症状は大抵の場合、子供の頃から気づかれ、その多くは