先週あたりにアメコミ界隈で話題になったニュースだが、マーベルのゴールデン・エイジ作品のコンピレーション版の出版にあたって、「マウス」でピューリッツァー賞を受賞したアート・スピーゲルマンに序文が依頼されたものの、内容が政治的すぎるとしてマーベルに却下されたそうな。修正を断ったスピーゲルマンは事の顛末の説明とともに序文を英ガーディアン紙に掲載している。 マーベルが序文を拒否したのは、マーベルのCEOであるアイク・パールムッターがトランプとズブズブの関係だからでは?とスピーゲルマンは示唆してるものの、これについてマーベルから公式な説明も出てないし、実際どこまでの忖度が働いたのかはよく分かりません。パールムッターは映画の記者会見で、記者がもらえるフリードリンクの数にケチをつけるような目ざとい奴として知られるが、本の序文にいちいち目を通してるのか分からないし。まあアウシュビッツをテーマにした「マウス
昨年の「明月幾時有」に続いて新年一発目は抗日映画を観る。とはいえ「明月幾時有」はそれなりの出来だったのに対して、こちらは製作時のゴタゴタが災いしてか相当に残念な作品になっていたのであります。 元々は第2次世界大戦の連合国戦勝70周年を記念して製作され、中国や韓国の役者だけでなくハリウッドからもブルース・ウィリスやエイドリアン・ブロディといったスターを招き、さらには「ハクソー・リッジ」で派手な沖縄戦を監督したメル・ギブソンがコンサルタントを務め(アート・ディレクター説もあるが具体的に何をしたのかは不明)、3Dで撮影された超大作戦争映画になるはずだった、らしい。 しかし出演者の范冰冰が脱税容疑で中国当局によりブラックリスト入りさせられたことで雲行きが怪しくなり、范冰冰だけが理由なのかどうかは分からないけど3D上映はなくなり、さらには中国での公開も見送られる結果になったのだとか。でも冒頭のクレジ
年末に「年取ってから後悔する37の事柄」という記事を読みまして、ならば俺はこれらの事を後悔しないように生きようと思いまして、なんか典型的なミッドライフ・クライシスの兆候が出ているわけですが、その37の事柄の1つに「機会があったときに好きなミュージシャンのライブに行かなかったこと」というのがあるわけですね。 それとこないだ書いたように90年代とかの音楽ばっかり聴いてるのも良くないよね、もっと新しい音楽を聴かないといけねいよね、と奮起して「AVクラブ」が選んだ2013年のベスト・アルバム群を片っ端から聴いてみたわけですね。そのなかではハイムやチャーチズ、デフヘヴンなどの曲が良いなと思いまして(逆にヴァンパイア・ウィークエンドは何度聴いてもピンとこない)、そのうちのチャーチズが来日することを知ってさっそくチケットを入手した次第です(本当はハイムがその前に来日してたのだがソールドアウトだった)。
自分が大学時代によく聴いていたメランコリックなバンド、ギャラクシー500のドラマーで現在はデーモン&ナオミで活躍するデーモン・クルコフスキーが2012年の11月に、ピッチフォークのサイトに寄稿した記事。月額制の音楽ストリーミング・サービスが、ミュージシャンに雀の涙ほどの印税しか払っていないことを述べたもの。1年前の記事なので各サービスの財政状況は変わっているかもしれないが、先日もジョニー・マーがSpotifyを糾弾してたりするのを見ると、ミュージシャンの待遇はさして変わってないだろう。 ただし自分もこれに似たサービスに関わっていることもあり、ミュージシャンへの還元よりも株主の利益を優先してしまうSpotifyやPandoraの行動も、まあ理解できなくはない。これらの会社の成長と、ミュージシャンの利益を両立させるのはどうすれば良いのか、というのが悩ましい点でして。 ちょっと話はズレるが、いま
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