最近、「ギャグ」って一体、なんなんだよってことをよく考える。 なんでかというと、日常会話が噛み合わなくて、なんだか決定的に取り返しがつかないことになっているときは大体、ギャグの対応に失敗しているからだ。「ギャグ」は、会社組織や農協など、いかにもシャカイ!という感じの場に所属して、社会の構成員としての役割を果たしている意識が強い人が言ってくることが多い傾向にあるように思う。地元に帰省すると、贈答品の箱を渡してくる年配の方が、 「ダイナマイトやで」 など、突発的にギャグを発表してくることがある。これには大いに困る。 自分が悪いのだが、まず真っ先に「嘘じゃん」と思ってしまう。 その次に「つまらないものの風刺としてダイナマイトと表現するセンスには光るものがあるけど、内実のつまらなさの根本解決には達していない」とか思ってしまう。三番目に自分の性格が悪い(悪い形で表現されてしまっている)ことを意識して
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