11月30日、東京電力の「福島第一廃炉推進カンパニー」の面々が、毎月最終木曜恒例の「中長期ロードマップ進捗状況」会見を開いた。 新しい事項に関する質問の後、被ばく事故について、東芝エネルギーシステムズと東電が、事故後3週間して初公表したことについて、福島第一原発の廃炉・汚染水対策最高責任者である小野明氏に見解を尋ねておくことにした。 現場に「5人いた」が「10人」になり、10人のうち「4人が元請けの東芝エネルギーシステムズ」の人間で、うち1人による弁の操作が事件の原因だったことが、「3週間して初めてわかった」ことについての受け止めを、と尋ねた。 再稼働阻止全国ネットワークの勉強会(11月28日)用に作成した筆者資料私自身はビックリだったので、それに近いシンプルな感想を想定していた。ところが、小野氏は、11月16日以前と変わらない感想を言い始めた。 11月16日以前と変わらない感想小野氏「基