新型コロナウイルスの影響で生活や経済の危機が日増しに深刻化する中、これまで長年路上生活者や生活困窮者の支援に携わられ、今まさに現場の支援や政策提言に奔走されている稲葉剛さんからお話を伺うことができました。 こちらの記事は後編ですが、後編単独でも読める内容になっています。前後編どちらから読んでいただいたても大丈夫ですので、ぜひ合わせてお読みください。 前編記事:「危機に弱い社会」を作ってきた。新型コロナと新自由主義の帰結。稲葉剛さんインタビュー① 後編ではネットカフェの休業による住まいの喪失などにもつながる「住まいの貧困」「路上生活一歩手前という状況の広がり」「貧困と健康の結びつき」といったテーマについて伺っています。この下にある目次をぜひご覧ください。 稲葉さんは一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授、住まいの貧困に取り組むネットワーク世