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ブックマーク / note.com/shiba710 (9)

  • テイラー・スウィフトと「偉大なるアメリカの終わり」|柴 那典

    僕もいろんなところでテイラー・スウィフトについて書いてきたけど、特に日のマスメディアでは「経済効果!」みたいな取り上げ方ばかりだよなあと思っていた。音楽そのもの、曲そのものがフックになるよりも、現象ばかりが取り沙汰されているというか。 https://newspicks.com/news/9519009/ それはそれで非常に興味深いことなんだけど、それ以上に語るべきは、アメリカで共有されているテイラー・スウィフトの「物語」のことだと思う。 やっぱり2024年のスーパーボウルでは「テイラー・スウィフトがトラヴィス・ケルシーに祝福のキス」という場面が多くの人たちの記憶に刻まれたわけで。大統領選に関してもそうだけど、現代アメリカ歴史の主役になっている感がある。(もちろんビヨンセもその一人だと思う)。 https://www.vogue.co.jp/article/taylor-swift-t

    テイラー・スウィフトと「偉大なるアメリカの終わり」|柴 那典
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    kiku72 2024/03/26
  • 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』とビースティ・ボーイズとMTV|柴 那典

    今日は映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について。 日ではまだ4月28日の公開から1週間経ってないけど、たぶん記録的なヒットになると思います。初日から3日間で動員127万6千人、興行収益18億4300万円、初登場1位。アメリカ含め全世界では4月5日に公開されてから1ヶ月で興行収入10億ドル突破。マジですごいことになってる。 で、ゴールデンウィークの満員の映画館で観てきました。初っ端の印象としては、映画を観たというより、『スーパーマリオ』という超強力なIPを堪能した、みたいな感じ。IPっていうのはIntellectual Propertyの略で日語では「知的財産」。当然IPってのはビジネス領域の言葉で、僕が子供の頃にゲームやったりアニメ観たりしたりしてた時には全然意識してなかったわけだけど、なんというか、マリオというのはグローバルにみんなが知ってるIPであるわけで。で、それを

    『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』とビースティ・ボーイズとMTV|柴 那典
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    kiku72 2023/05/04
  • 春ねむりさんのことについて|柴 那典

    まあ、これは書かねばならないよな。なんせ当事者なので。 沈黙していたほうが波風立たないのはわかっているけれど、自分のスタンスを表明しておかないのはよくないなと思うのでね。そして僕にとってブログというのはそういうことを文字にして残しておく場所でもあるので。 というわけで、何があったのか、僕がどう思っているのかを、つらつらと書いていきます。 8月28日に、宇野維正さんとのトークイベントをやりました。 「毎回波乱のトークバトル 2022年夏編」というイベント。サブタイトルは「ポップカルチャーから見た社会/社会から見たポップカルチャー」。 LOFT9 Shibuyaで宇野さんとのトークイベントをやるのはこれで3回目。最初にやった2021年夏はオリンピックの開会式の翌日で、あのときの音楽やエンタテインメントを巡るムードは相当シビアなものがあった。2回目は2021年の年末にやったその年の総括で、それは

    春ねむりさんのことについて|柴 那典
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    kiku72 2022/09/11
  • 「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」に行ってきた|柴 那典

    場所は京都中央信用金庫 旧厚生センター。京都駅から徒歩数分の場所で、建物一棟をまるまる使ったインスタレーションになっている。 なかなかすごい体験だった。出張の合間だったので1時間半くらいしか居られなかったのだけれど、これ、後の予定とか全くないときに行ったほうがいいです。 建物は3階建てで、「THE SHIP」「Face to Face」「Light Boxes」「77 MILLION PAINTINGS」というインスタレーションを順々に体験していくんだけど、廊下とか階段とかトイレにもアンビエントが鳴らされていて(これ自体が「The Lighthouse」という作品になっている)、建物全体が”鳴っている”感覚になる。 最初に入った「THE SHIP」は暗闇。目が慣れるのに数分くらいかかるほどの真っ暗な場所にを脱いで入る。 「THE SHIP」は音源では当然2chなんだけれど、そのアンビエン

    「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」に行ってきた|柴 那典
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    kiku72 2022/06/17
    “。出張の合間だったので1時間半くらいしか居られなかったのだけれど、これ、後の予定とか全くないときに行ったほうがいいです。”
  • cakesサービス終了と、この先の不安|柴 那典

    正直、かなり寂しい思いはありますよ。もちろんメディアの世界は諸行無常であって、全ての場所やサービスが永続的に続くわけじゃないことはわかっている。紙と違ってウェブメディアのアーカイブ性が低いということも、わかってはいる。でも、「サービス終了後はすべての記事が閲覧できなくなります」というのは、やっぱり寂しい。 いろいろあったけれど、cakesは書き手として初期から携わったメディアプラットフォームだというのが大きいんだと思います。まだnote株式会社じゃなくて株式会社ピースオブケイクだったころ。今はもう辞めてしまった編集者の中島洋一さんとタッグを組んで企画を立てて始めたのが、ダイノジ大谷ノブ彦さんとの対談連載「心のベストテン」だった。 心のベストテン 「音楽についてパァッと明るく語りたい! なぜなら、いい音楽であふれているから!」。ハートのランキングを急上昇しているナンバ cakes.mu 今調

    cakesサービス終了と、この先の不安|柴 那典
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    kiku72 2022/05/27
    “noteには現状、エクスポート機能もバックアップ機能もない”はてなブログ回帰くるか
  • コーチェラと宇多田ヒカルと88risingと「Asian Pops」の時代の突端|柴 那典

    3年ぶりのコーチェラ・フェスティバル。YouTubeで観てました。特にビリー・アイリッシュがヘッドライナーをつとめた2日目は、とても感慨深いものがあった。いろんな意味で時代の転換点が見てとれた。 驚いたのは直前で宇多田ヒカルの出演が決まったこと。しかもメインステージの「88rising's HEAD IN THE CLOUDS FOREVER」への出演。88risingのショーン・ミヤシロから誘われたということらしい。 88risingのショーンに誘われてちょっとコーチェラ出ることになりました🧟‍♀️ライブストリームでも観れるよ、日時間4/17(日) AM10:45から! HEAD IN THE CLOUDS FOREVER. Coachella Main Stage. Saturday 6:45 PM PT. Tune into global livestream: https://

    コーチェラと宇多田ヒカルと88risingと「Asian Pops」の時代の突端|柴 那典
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    kiku72 2022/04/19
    今回の件でエイティーエイトライジングってと検索したおれみたいな人多かったはずだ“88risingといえばアジアのポップカルチャーをグローバルに発信するレーベル/プラットフォーム”
  • Adoがまふまふから受け取ったバトン、人生の伏線回収|柴 那典

    Adoの初のワンマンライブ「喜劇」を観てきました。4月4日、場所はZepp DiverCity TOKYO。 素晴らしかったです。最初の感想は、なんといっても「いる!」ということ。なにせ初のライブ。これまで一世風靡した存在になったのに、顔はもちろん、姿形もメディアには一切公開してこなかったわけで。集まった人には、ようやく「会えた」という感慨も大きかったんじゃないかと思う。 ステージの上には磨りガラスみたいな感じの大きなボックスがあって、Adoは大きな映像を背景にその中で照明の光を浴びて歌う。なのでシルエットだけが見えるような演出となっているんだけれど、それでも「実際にここにいるんだ」という感覚と共に伝わってくる声のパワーは120%増しみたいな感があった。 で、なんせ歌はすごいです。1曲目の「ラッキー・プルート」の歌い出しから一気に掴まれる。終盤までMCなしでどんどん歌っていく展開で、初ライ

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    kiku72 2022/04/06
  • 『平成のヒット曲』の「はじめに」|柴 那典

    新刊『平成のヒット曲』が、11月17日に発売されました。その「はじめに」と「目次」を、横書きで読みやすいよう少し修正を加えて公開します。 平成とは、どんな時代だったのか――。 書は、それを30のヒット曲から探る一冊だ。 1989年の美空ひばり「川の流れのように」から、2018年の米津玄師「Lemon」まで。ヒットソングがどのような思いをもとに作られ、それがどんな現象を生み出し、結果として社会に何をもたらしたのか。そのことを読み解くことで、時代の実像を浮かび上がらせる試みだ。 悲惨な戦争から高度経済成長に至る〝激動の昭和〟に対して、平成という時代の全体像は、どこか茫漠としているように見える。焦土から豊かな生活を目指してがむしゃらに進んでいった戦後史の大きな物語に比べると、どんな価値観が時代を駆動する力学になっていたのか、一言では言い切れないように感じられる。 しかし、30年という時間は、日

    『平成のヒット曲』の「はじめに」|柴 那典
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    kiku72 2021/11/17
  • この先、ライブハウスはどうなっていくんだろう。/ハンブレッダーズ「ライブハウスで会おうぜ」|柴 那典

    もう2ヶ月半もライブを生で観てない日が続いている。 音楽にまつわる仕事をはじめて20年くらいだけど、間違いなく初めてのことだと思う。 こんな日が来るとは思ってなかったよね。特に僕はここ数年ずっと「VIVA LA ROCK」のオフィシャルの速報レポートの仕事をしていて、なので当だったらそろそろタイムテーブルを見ながらフェスに行くみんなと同じように「これを観るとこれが観れないのかあ」と頭を悩ませていたはずだった。まさかまとめて全部観れないとはね。 でも、自分としては、それなりに新しい状況に適応しているつもりでいる。イタリアで感染が広がった3月上旬くらいから「これはまずいことになるぞ」という予感もあって、できるだけ沢山の人が集まる場所には足を踏み入れていないようにしてきた。BAD HOPが横浜アリーナで、ナンバーガールがZEPP TOKYOで無観客ライブをやったのがその頃。3月中旬にはまだ打ち

    この先、ライブハウスはどうなっていくんだろう。/ハンブレッダーズ「ライブハウスで会おうぜ」|柴 那典
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    kiku72 2020/05/03
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