幸福に関するkikuutanのブックマーク (49)

  • 我が子を「なぜなぜ坊や」と呼んだエジソンの母 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【恩(1)】 ある30代のお母さんから聞いた話です。 DVDで映画を7歳の子供と一緒に観ていた際、 「どうしてこの人は怒ってるの?」 「なんで泣いてるの?」 と子供がいろいろ質問してきたそうで、 せっかくいい映画を観ているのに子供の質問が煩わしくて、 適当に生返事したり、いい加減に受け流していたところ、 子供が途中で「もういい」と、部屋を出て行ってしまったそうです。 お母さんは「しまった」と思ったとのこと。 こんな話を聞くと、お母さんは大変だなあ、と子育ての苦労の一端が思い知らされます。 「ゆりかごを動かす母の手はやがて国をも動かす」 とはイギリスのことわざですが、 発明王エジソンの逸話にもこんなのがあります。 エジソンは子供の頃、母親から「なぜなぜ坊や」と言われていました。 どんなことにも「どうして」「なぜ」と聞いている我が子に お母さんは「なぜなぜ坊や」と目を細め、優しく根気よく答えて

    我が子を「なぜなぜ坊や」と呼んだエジソンの母 - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 嫌な仕事を押しつけられてストレスを抱えている人に - 親鸞に学ぶ幸福論

    【意業(1)】 上司や得意先から何かを依頼され、 「それは嫌だな」「やりたくないな」と思うことは誰でも経験があると思います。 そんな時、「なんでオレに押しつけるんだ」「なんでこちらの立場を考えてくれないんだろう」と いつまでも不平不満で仕事をしていると、いい仕事はもうできませんし、 依頼した方もいやいやしているのを察するので、人間関係が悪くなりますし、 そもそも仕事をしている人自身がストレス抱えてしょうがないです。 NOと言える人になれ、とはよく言われますが、 現実そうはできないことが多く、 多かれ少なかれ、こういうことでみな苦しんでいるのであり、 こういった悩みは自分には無関係だという人はいないのではないでしょうか。 では嫌な仕事をするときに大事なことは何かといえば、 まず自分自身に「これを自分のプラスに持っていけないだろうか」 とあえて問いかけてみることです。 すると案外なことに、た

    嫌な仕事を押しつけられてストレスを抱えている人に - 親鸞に学ぶ幸福論
    kikuutan
    kikuutan 2019/08/03
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  • コスパがいいとか、生産性が悪いとか、こんなところにまで持ち出すな - 親鸞に学ぶ幸福論

    【娑婆(2)】 夏目漱石の『草枕』の冒頭はよく知られています。 ーーーーーーーーー 山道を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい ーーーーーーーーー 心惹かれる書き出しですね。 これに続く文章がまた味があります。 ーーーーーーーーー 住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。 どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。 人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。 やはり向う三件両隣にちらちらするただの人である。 ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。 あれば人でなしの国に行くばかりだ。 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどかくつろげて、束の間の命を束の間でも住みよくせねばならぬ。 ここに

    コスパがいいとか、生産性が悪いとか、こんなところにまで持ち出すな - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 娑婆とは仏教用語でサハーと読む。その意味とは - 親鸞に学ぶ幸福論

    【娑婆(1)】 刑務所での刑期を終えた人が出所し、 「やっぱり娑婆の空気はいいもんだ」などと使う「娑婆(しゃば)」という言葉、 元来は仏教の言葉で、刑務所の外という意味はどこにもありません。 私たちが生きている「この世」を指す言葉です。 昔のインドの言葉「サハー」、漢字で音表したのが「娑婆」、 中国の言葉で「堪忍土(かんにんど)」と訳されます。 どうして、私たちが生きている世界を「堪忍土」というのかというと、 この世に苦しみ悩みが絶えず、常に堪え忍ばねばならない世界だからです。 好きな人と別れなければならないこともあります。 いつまでも一緒にいたくても、お互い生身の身体です、 いつか片方が死に、別れが訪れます。 生き別れもあります。 こちらが別れたくなくても、相手の心が離れてしまえばもう一緒にいられません。 「いやだ。別れたくない」と泣き叫んだって、どうしようもありません。 逆に顔も見たく

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  • 出家と在家を差別しない浄土真宗 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【道俗(2)】 “「出家(僧)」も「在家(俗)」も差別なく、みな一緒である” と親鸞聖人が説かれたことは 当時の仏教界には青天の霹靂でした。 それまでの仏教は、極楽に往き悟りを開くのは、 仏道修行を積み、煩悩を落とすことができる「出家(僧)」だけとされ、 「在家(俗)」は仏道修行の器にあらず、とその違いは明確に分けられていたからです。 仏教界の常識を破壊するとんでもない奴だ、と 天台や真言の僧侶は親鸞聖人を激しく誹謗迫害し、 やがてそれは越後流刑を引き起こします。 親鸞聖人の肉帯に騒然としたのは仏教界だけではありません。 在家の人たちも、「出家(僧)」も「在家(俗)」も何の違いもない、 と言い切られる親鸞聖人の教えは衝撃でした。 彼らにとって、法衣に身を包み、煩悩のなきように振る舞う僧侶の姿は、 さすが山で厳しい修行をし、徳を積んだ僧侶だと映っていたからです。 在家の人がそのように誤解

    出家と在家を差別しない浄土真宗 - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 同調圧力に屈するわけにはいかない、あなたの人生の目的は何ですか - 親鸞に学ぶ幸福論

    人生の目的(1)】 沈没しかけた船から海に飛び込むよう船長が説得を行う、有名なジョークがあります。 アメリカ人には「飛び込めばあなたはヒーローになれます」 ドイツ人に「飛び込むのはルールです」 イタリア人に「飛び込めばあなたは女性に愛されます」 日人に 「みんな飛び込んでますよ」 これが世界の人の典型的な日人の印象ということですかね。 「みんな~してますよ」の言葉に弱いのは日人だけでなく、 もちろん他国の人もそういう人間心理があるに違いないですが、 確かに日人はみんなと歩調を合わせなければ不安になる傾向が強いように思います。 単一民族の島国だからか、 稲作の共同作業生活だったからか、その理由はいろいろありそうですが、 なにしろ子供の頃から 「人様に迷惑をかけることだけはするなよ」 「世間さまに笑われるような人間にはなるなよ」 と言われて育ちます。 理不尽なことでも年長者から 「世

    同調圧力に屈するわけにはいかない、あなたの人生の目的は何ですか - 親鸞に学ぶ幸福論
  • フランクル『夜と霧』から知る「生きる力」とは - 親鸞に学ぶ幸福論

    【摂取不捨の利益(1)】 フランクルの『夜と霧』は、著者が体験した壮絶なアウシュビッツ収容所での生活が綴られ、読む人を圧倒します。 事は日に一回与えられる水としかいえないようなスープ、 人をバカにしたようなちっぽけなパン、 それに「おまけ」は日によって違い、二十グラムのマーガリンだったり、 粗悪なソーセージ一切れだったり、チーズのかけらだったりする、 それでいて極寒の野外での重労働を課せられ、栄養失調でバタバタと倒れていく、 室内の天井からつららがぶら下がる火の気のない収容棟で寝起きし、 働けなくなるとガス室に送られる、 気が狂う者も続出する、 そんな言語を絶するような収容所生活の日常を、心理学者であるフランクルが 自身や周りの収容者の心理分析をしながら語っていく内容です。 それでも少数の人が生き延びることができたのはどうしてだったのか。 それは「いつか解放されて家に帰れる」という未来へ

    フランクル『夜と霧』から知る「生きる力」とは - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 業界(ぎょうかい)の常識と業界(ごうかい)の孤独 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【業界(1)】 一般的に「業界(ぎょうかい)」といえば、 芸能界や音楽業界などを指し、 「業界人」「業界の人」といえば、 ミュージシャン、俳優、タレントから彼らのマネージャーや事務所の職員などを指します。 もっと広い意味で言えば、芸能界だけでなく、 出版業界、飲業界、保険業界、建設業界など、 それぞれの産業、職種に独自の「業界」があります。 その業界ならではの言葉遣いを「業界用語」と言い、 不動産業界なら「あてぶつ」「げんちょう」、 芸能界なら「カメリハ」「トップ屋」など、 その業界では部外者には分からない用語が当たり前のように使われています。 また言葉以上にその業界ならではのしきたり、文化などがあり、 「この業界でそういう真似をしたら生きていけないぞ」 「それは業界の常識だ」 など、それぞれの業界に、その業界独自の常識やタブーがあります。 どの業界でも初めて足を踏み入れた人は、飛び交っ

    業界(ぎょうかい)の常識と業界(ごうかい)の孤独 - 親鸞に学ぶ幸福論
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    kikuutan 2019/06/29
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  • 禁欲ボックスのおかげで成績アップ - 親鸞に学ぶ幸福論

    【機(1)】 「禁欲ボックス」をご存じでしょうか。 スマホやゲームについつい手を出して時間を浪費してるのに危機感を覚える人に売れているそうです。 「禁欲ボックス」にスマホを入れ、タイマーを設定すると、 時間が来るまでボックスを開けられないという仕組みです。 使用した人がずらっとコメントに 「これ思ったよりもずっと仕事がはかどるようになるのでオススメです」 「勉強中に携帯いじっちゃうオレにぴったりだった」 「娘が中3で受験生なのに、Twitterに踊らされてずっと見てるので、マジで買おうかな」 「受験勉強のために買ってきます」 と書き込んでいます。 いかに現代人がスマホに使う時間が多いか、改めて知らされる思いがしました。 この記事読んで思い出したのが、高校三年生の夏休みです。 当時私は大学受験に向け、もっぱら図書館で勉強していました。 家にいると、ちょっと骨休みと称してベッドに寝っ転がってマ

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  • サラリーマンと起業の間で悩む人々 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【有無同然(3)】 最近はインターネットの普及で、 個人が在宅ワークで収益を得ることが容易になり、 サラリーマンを辞め、起業を考える人が増えてきました。 「サラリーマンは嫌だな、 目覚まし時計で無理矢理起こされ、 満員電車に揺られて会社に行き、 上司からはノルマの達成状況をあれこれ言われ、 同僚や部下との人間関係にも気を遣い、 がんばっても報われることもなく、また次の仕事を押しつけられる。 もううんざりだ・・・」 こんな気持ちになっているところに、 ネット上、SNSから「こっちの水は甘いぞ」とばかりにこんな声が聞こえてくる。 「起業して経済的自由を手に入れて、 今の私はこんなにストレスのない生活を送っています。 あなたも同じように稼ぎませんか」 「いいなあ、この人の生活。 起業すれば人間関係で悩むことなく、 仕事の時間も自分で自由に決めることができ、 好きなことをして稼げるのだから、 こう

    サラリーマンと起業の間で悩む人々 - 親鸞に学ぶ幸福論
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    kikuutan 2019/06/11
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  • のんきと見える人々も、心の底を叩いてみれば、どこか悲しい音がする - 親鸞に学ぶ幸福論

    【有無同然(2)】 「のんきと見える人々も、心の底を叩いてみれば、どこか悲しい音がする」 夏目漱石の言葉です。 傍から見ると「あの人は幸せそうだなぁ」「あんな立場の人には苦しみはないんだろうな」とうらやましく思う人でも、 よくよくその人と腹を割って話をしてみると、 「こんなに苦しんでたのか」「こんなに辛い思いを抱えていたのか」と知らされてきます。 表面的な会話、付き合いではわからなかったことが、 深い付き合い、音の部分を言い合う仲になると、 「そんな不安を抱いていたのか」 「そんなにまで焦燥感を持って生きていたのか」 と驚くのです。 それを漱石は「どこか悲しい音がする」と書いています。 私たちは自分の苦しみには敏感ですが、他人の苦しみには鈍感です。 人の苦しみを分かってあげられないのです。 世界が違いすぎるからです。 だから常に、自分に比べて他の人は「のんきに見える」のです。 部下は上司

    のんきと見える人々も、心の底を叩いてみれば、どこか悲しい音がする - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 科学が進歩しても幸せになれない理由を解説 | 生きる意味が分かる親鸞の教え

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    kikuutan 2019/06/08
  • 40代の人生リメイク(1)|お釈迦様に学ぶ「なりたい自分」の見つけ方

    こんにちは。小野ひかりです。 先日、アラフォー友達40代からの人生観について語り合ったのですが、彼女がこんなことを言っていました。 「30代は子供の成長を最優先に考えて、自分が好きだと思えない仕事でも割り切って働いてきた。子供が社会人になるまで支えていくつもりだけれど、40代からは、自分自身のこれからの仕事人生についてもやりがいのあるものに変えていきたいと思っている。 でも、実のところ当に「なりたい自分」というのが分からなくて、心がモヤモヤしている」 私も長い間、なりたい自分像が鮮明にならずに悩んでいたので、彼女の気持ちにとても共感しました。 今回から数回にわたって「なりたい自分」の見つけ方について、仏教の視点で見ていきたいと思います。 なりたい自分が サッパリわからない 「自分とは何者か」 「なりたい自分とは」 これは多くの人の心をかきたてる問いではないでしょうか。 古代から現代に

    40代の人生リメイク(1)|お釈迦様に学ぶ「なりたい自分」の見つけ方
    kikuutan
    kikuutan 2019/05/26
  • 戦争をするのは「平和のため」 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【正邪(2)】 まだトランプが大統領になる前のことです。 大統領選でトランプの支援演説した著名人が、 広島、長崎への原爆投下を指示したトルーマン元大統領を 「原爆を日に落とすガッツがあった」と称賛した発言を受け、 トランプが「私も同じ決断をするだろう」と応えると、 会場が喝采するという場面がニュースに流れていました。 ひんしゅく買うどころか、喝采なのか、と驚きましたし、怖ろしいなと感じました。 これと比べれば、一野党議員の北方領土「戦争」発言なんか、かわいらしいものです。 しかもこれはトランプ支援者だけの傾向ではありません。 アメリカ人への面接調査で、日への原爆投下は正しかったと答えた人は46%に上ります。 正しかった理由は「戦争を早く終わらせることができた」というものでした。 アメリカは現在約6500発の核弾頭を保持しており、 その多くは広島型原爆の100倍の破壊力を持ちます。 その

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  • 逆境に打ち勝つための仏教の教え - 親鸞に学ぶ幸福論

    【順境と逆境(1)】 『沈んで屈するな 浮かんでおごるな』という言葉があります。 人生には浮き沈みがありますが、 沈んだときにも、浮かんだときにも、それぞれの時に気をつけねばならないことがあります。 「沈んだ時」、苦しみ悩みが次々と襲いかかり、生きるのも嫌になってしまう時、 そんなとき大切なのは「沈んで屈するな」、屈しないことです。 沈んだとき、苦しいとき、屈してしまうポイントを6項目でまとめてみました。 ▼苦しい時、腹が立ってきます イライラが募り、あげくの果てに暴言を吐いたり、手をあげたりして、今の立場を失う事態が起きます。 ▼苦しい時、人を妬みます 「なんであの人ばかり」と、人の幸福が妬ましく、人の成功を素直に喜べなくなります。 ▼苦しい時、人を憎みます 「あいつのせいだ」と人を憎み、余計に苦しみます。 自分を苦しませる者がよくわからないときは、犯人捜しをはじめ、やはり誰かのせいにし

    逆境に打ち勝つための仏教の教え - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 自利利他が人間関係を劇的に改善させる - 親鸞に学ぶ幸福論

    【自利利他(2)】 先回から仏教の『自利利他』について話をしております。 『自利』とは自分の幸せ、『利他』とは他人の幸せ、 『自利利他』とは、自分が幸せになるままが人を幸せにすることになり、 人を幸せにするままが我が身の幸せになる、ということです。 先回は、どうして自分の幸せが人の幸せになるのか、話をしました。 今回は利他(人を幸せにすること)がなぜ自利(自分の幸せ)になるのか、お話しいたします。 人を幸せにしようと努めることが、我身の幸せに連なっていくのは、 経験則からも、周りの人を見ていても、分かられる方も多いと思います。 周りの人がどうしたら安心・満足してもらえるだろうかと、常に思いやる人は、 周りから愛され、好かれるようになり、 この人のためなら、と力になる人も現われ、 いつしか与えているその人自身が、 安心でき、満足させられる生活が送れるようになります。 商売でも、「自利利他」が

    自利利他が人間関係を劇的に改善させる - 親鸞に学ぶ幸福論
  • ドラッカーの語る組織の目的とは - 親鸞に学ぶ幸福論

    【煩悩(1)】 世の中には三通りの上司のタイプがいます。 1.部下の短所にも長所にも気付けぬタイプ、 2.部下の短所には気付くが、長所が見つけられないタイプ、 3.部下の長所と短所が分かるタイプ もちろん優秀な上司は、3番です。 言うまでもなく、人には凸凹があって、 それがある分野においては強みとなり、 またある分野においては弱みとなります。 上司は部下の強みと弱みを的確に把握し、 強みを十二分に発揮してもらい、 部下が弱みによって苦しまないようにするにはどうしたらいいか、 考えるのが仕事です。 マネジメントの研究で知られるドラッカーの 「組織とは、強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である」 と言っているのは、このことです。 「この人のこういうところ、まずいな」と、 部下の弱み、欠点の面を見つけるのは比較的簡単です。 難しいのは、部下の強み、長所を発見することです。

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  • 浄土真宗・仏教の「自利利他」の精神が成功の秘訣 | 生きる意味が分かる親鸞の教え

  • 不老不死になる方法はあるか、仏教の答えとは - 親鸞に学ぶ幸福論

    【老死(1)】 強大な権力を手中にした権力者が最後に臨むのは「不老不死」だと言われます。 闘争に勝利して獲得してきた膨大な黄金と名声が、 我が身の死によって他者に取って代わられるのが耐えがたいのか、 いつまでも手放したくない、という強い執着がそう願わせるのか、 並居る敵を屈服させてきた世界の覇者は、 人生の最期に「老い」と「死」という最大最強の敵に立ち向かうのです。 しかしこの戦いにだけは、勝利した者はついぞ聞きません。 中国最初の皇帝、始皇帝は中国全土を統一し、 中原の富と名声とをすべて我が物にしますが、 晩年になって不老不死を求めます。 家来である徐福に、蓬莱の国へ行き不老不死の仙薬を持ってくるよう命じたことが『史記』に記録されています。 不死を求めた始皇帝の願いはかなわず、即位から11年後に死去しています。 古代エジプトのファラオたちは永久に生きようと、ピラミッドを建立しました。 幾

    不老不死になる方法はあるか、仏教の答えとは - 親鸞に学ぶ幸福論
  • 人生の孤独を説いた仏教の教え『独生独死独去独来』 | 生きる意味が分かる親鸞の教え

    こんにちは、菊谷隆太です。 東京、大阪、名古屋を中心に仏教講座を主催する仏教講師です。 専門は浄土真宗で、「教行信証」「歎異抄」を学び、皆さんにもお伝えしています。 このサイトは「どんな人にでも生きる意味がある」と宣言された親鸞という方の教えを知っていただきたいと思い、開設いたしました。 『独生・独死・独去・独来』とは、人間の孤独を説かれた釈迦の教説です。 お釈迦様は「人生は底知れないほど寂しいところである」と説かれました。 今回は仏教の明らかにした「孤独」について話をします。 独り生まれ、独り死す、孤独な一人旅と説く仏教 『独生・独死・独去・独来』(どくしょう・どくし・どっこ・どくらい) (独り生まれ、独り死す、独り来たりて 独り去る) 「人間はみな生まれてから死ぬまで連れのない一人旅だ」と釈迦は説かれています。 こう聞くと「そんなことないよ。おれには親も友人もいるし、恋人もいる。けっし

    人生の孤独を説いた仏教の教え『独生独死独去独来』 | 生きる意味が分かる親鸞の教え