新元号は「令和」となりましたね。 響きは近未来的で、新時代を感じさせる元号だと感じました。 今後「令和の歌姫」「令和の怪物」という人物も現われるんでしょうね。 「令」には令嬢・令息と使われたりするように「よい」「すばらしい」という意味があり、「和」は「平和」「和やか」という意味で、つけられたとのことです。 人によっては、「令」には「いいつける」という意味もあり、令状・号令・命令など思い浮かび、和(団結)を強制させられるような語意を感じさせるので、昭和初期の軍国主義を懐古しているのでは、と深読みする人もありましたが、ここは素直に「令」は「よい」「和」は「和やか」でいいのではないでしょうか。 典拠は『万葉集』の梅花の歌三十二首の序文です。 時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す 寒さに身を縮めながらも、ほころぶ梅の花に春の到来を知り、浮き立つ心を詠んだ文で