2019年7月10日のブックマーク (1件)

  • 長寿は不幸、長生きは悪いことと思い始めた日本人 - 親鸞に学ぶ幸福論

    【老苦(1)】 人類史において長らく「長寿」は貴重なことであり、幸福の大きな要素でした。 祝いの意を表す「寿(ことぶき)」という字が使われますし、 88歳の米寿のお祝い、99歳の白寿のお祝いなど、 長生きした区切りにお祝いの行事もありました。 つい150年ほど前まで人類は、はしかや胃かいようなどの病でも命を落としましたし、 疫病で村の半分が死んだ、とか、飢饉が襲い村が全滅した、 といった事態がそこかしこで起きました。 そんな時代にそれらの不幸や災難に遭わずに長生きできることは、 貴重なことであり、人々にとってこよなく幸せなことでした。 その長らく人類が幸せの要素と固く信じてきた「長生き」が、 比較的容易に手に入れることができるようになった現代、 果たして長生きは幸福といえるのだろうか、 と人類は疑問を持つようになってきています。 しかもそれは皮肉にも、幸せになりたいと人類が全身全霊、長寿の

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