2019年10月12日のブックマーク (1件)

  • トルストイが命をかけて欲したもの - 親鸞に学ぶ幸福論

    【生きる意味(1)】 「トルストイの如きは日の法然や、親鸞の宗教を知ったら、誰よりも先に随喜する人ではなかったかと思うのだ」 『出家とその弟子』で知られる作家の倉田百三の言葉です。 倉田百三はこう書き残した心情をよく知るには トルストイが求めたことは何だったのか、 また法然・親鸞両聖人は何を教えられたか、 ということがわからなければ、理解することはできません。 19世紀を代表するロシア小説家、トルストイは、 30代から40代にかけて『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などの名作を世に出し、 文豪としての地位を不動にしました。 ところが世界的名声を得たその頃から人生の無意味さに苦しむようになり、 それは自殺を考えるまで激しいものでした。 その精神的懊悩を彼自身が告白したのが『懺悔』という随想録です。 「私はつねに人生の意義の探究に向かって突き進んだ」と始まる『懺悔』は、 「人はなぜ生きる

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