イギリス・ロンドン北部にあるイスラム教の礼拝施設の近くで車がイスラム教徒の列に突っ込み、1人が死亡、10人がけがをした事件で、複数のメディアはイギリスで相次ぐイスラム過激派の影響を受けたテロ事件に対する報復ではないかという見方を伝えていて、社会の分断が深まることが懸念されます。 警察は男が単独で事件を起こしたと見ていて、その後、逮捕容疑に殺人やテロの実行などを追加して調べを進めています。 動機について警察は現段階では断定できないとしていますが、メイ首相はイスラム教徒に敵意を持った男による犯行だという見方を示しました。イギリスではこの3か月でイスラム過激派の影響を受けたテロ事件が3件相次いでいて、今月、ロンドンで起きたテロ事件以降、イスラム教徒に対する差別的な犯罪が以前と比べて5倍以上に急増しています。 複数のメディアは、男が取り押さえられる際、「すべてのイスラム教徒を殺害する」などと叫んで