神戸市教委が発見したメモを見ながら不信感をあらわにする遺族=22日午後、神戸市中央区(撮影・中西大二) 2016年10月、神戸市垂水区の市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、神戸市教育委員会は22日、「見つからない」としていた、自殺直後に生徒6人にヒアリングしたメモが、昨年8月下旬の時点で、すでに学校が保管していたと発表した。学校側から申し出があったが、市教委は対応していなかった。市教委は「職務の怠慢で、隠蔽目的ではない」とし、遺族に謝罪した。遺族は「隠蔽」としたうえで「遺族の気持ちをふみにじるものであり、怒りを禁じ得ない」とコメントしている。 市教委などによると、メモは女子生徒の自殺から数日後、同校の教員が生徒6人から聞き取りした内容で、いじめの内容や生徒間の関係について記されている。市教委がいじめの有無などを調べるために設置した第三者委員会の調査では、メモは「破棄され
大企業と日本国が罹った「病」 それは、当時ソニーが抱えていたある種の病は、なにもソニー固有のものではなく、日本の電機業界や製造業全体、あるいはあらゆる産業セクター、さらには日本国全体に蔓延している「日本病」とでもいうべき病であったということだ。 原子力災害であらわになった東京電力の実態、東芝の粉飾決算と巨額損失、シャープの経営危機と台湾資本による買収、三菱自動車や神戸製鋼の不祥事など、表に出る症状こそさまざまに違っていても、裏には共通の病巣がある。 そしてついには、森友学園の国有地取得をめぐる公文書改竄事件を始めとした数々の政治スキャンダルによって、今や国家全体や日本の民主主義そのものが大きく揺らぐ事態に至ったが、これも基本的には同じ病巣に起因している。 今回、佐高さんと対談することによってその病巣を立体的に捉え直してみたいと思った。 戦後、数多くの経済人や文化人、政治家の行状をつぶさに観
2015年1月の制度改正で基礎控除額が大幅に減らされたことで、相続税は“お金持ちが払う税”から“庶民も取られる税”に変わった。肉親同士のいがみ合いにつながる“争族”を避けるために、遺言まで作成して備える家族も増えている。だが、国が“あと出しじゃんけん”で制度を変えれば努力は水泡に帰してしまう──。 名古屋在住のAさん(55)はため息交じりに語る。 「せっかく遺言書まで作ったのに、台無しです。実家の相続は諦めることになるでしょうね……」 Aさんの父は83歳、母は早くに亡くなり、都内の自宅に一人暮らし。定年後は実家を相続するつもりだが、いまは名古屋赴任中で妻の実家で生活しており、なかなか戻れない。かわりに近郊に住む弟が毎週、父のもとに通ってくれている。こうした背景から、“争族”を避けるため、兄弟は父が元気なうちに遺言書を書いてもらっていた。 〈土地と家は孫(Aさんの息子)に遺贈する。預金は次男
鉄路と道路の両方で走行できる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」。県南部を走る阿佐東線(海陽町―高知県東洋町)への導入を目指し、徳島、高知両県や沿線自治体でつくる阿佐東線連絡協議会がPRに奮闘している。住民の機運を高めるため、昨年7月にJR北海道から試作車両を借り、試乗体験や展示を実施。今年1月までの予定だったが、好評で3月まで期間を延長し、さらに延ばした。DMVが導入されれば世界で初めて。実現までの“レール”をひた走っている。 3月24日は、阿佐東線を運営する第三セクター・阿佐海岸鉄道が沿線で開いた自然体験ツアーに合わせて、試乗体験があった。東洋町の甲浦駅から海陽町宍喰浦の竹ケ島までの約4キロを10分余りかけて走り、各地から集まった家族連れら19人が乗り心地を堪能した。 車両内は一見、マイクロバスと変わらない。座席は17席。ディーゼルエンジンで、燃料は軽油。走行中、「ガタガタ」と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く