最近考えていることを独り言。ITにおけるコモディティ化の流れは、ここ最近のエントリで書いている。コモディティ化がおきると、価格競争に入りやすくなり、果てしない消耗戦が始まる。それでは、とても健全なビジネスを行うことは出来ない。 ビジネス単位の変化でコミディティ化を乗り切る、とはいうけれど 大きな話から入れば、ビジネスの世界ではコモディティ化を乗り切るための手法として、ビジネス対価の変革というのはよく議論されることである。ちょっと前の号になるがハーバードビジネスレビュー 2005年8月号の"「脱」コモディティ化の成長戦略"で論じられていたのが、UOB(unit of business:ビジネス単位)の変革だ。 例えば、セメント業界のセメックスは、販売するものを「生コンクリート」から「生コンクリートの配送」に変化させた。それは、顧客は必要なときに必要なだけの生コンが手に入ることを望んでいたこ