「大事なのはわかるけど、書籍一冊を買って学ぶ時間がない」という人向けに、好評発売中の『編集会議』では、「文章を書く人が知っておきたい“校正と校閲”」を特集。ミスを防ぐために、どのように「校正・校閲」をするべきか。また地味に思われがちな「校閲」の仕事の魅力とは?本誌では、失敗実例からその対策までをコンパクトにまとめています。 読むことが好きだったからですね。本や漫画に囲まれて育ったため、活字や言葉に関わる仕事がしたいと漠然と思っていました。校閲という職種があると知ったのは就職活動のときでしたが、仕事で色々なものが読めるなんて良いなと思い、出版社や新聞社の校閲職を志望するようになったんです。実際にやってみると、単純に読むだけではまったく仕事にならないことがわかりました(笑)。 ――普段の作業は、どのような流れなのでしょうか。 記者が書いた原稿が、紙に印刷されて手元に届きます。文に線を引きながら