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書評に関するkimayaのブックマーク (7)

  • 『幸せではないが、もういい』(同学社) - 著者:ペーター・ハントケ 翻訳:元吉 瑞枝 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:ペーター・ハントケ翻訳:元吉 瑞枝出版社:同学社装丁:単行(158ページ)発売日:2002-11-00 ISBN-10:4810202151 ISBN-13:978-4810202151 タイトルにぐっときた。そもそも幸せとは何だろうか、とつきつめて考えてみれば、これが、あなた、なかなかつかみどころがない。結局、幸せな人間などどこにもいないのではないか。禍福は糾(あざな)える縄のごとしと言うけれど、幸福の条件を数えたてるほど不幸の影もくっきりと浮かび上がる、人の生はそのように宿命づけられているのではないか。だとすれば、いっそ「幸せではない」自分と向き合い、なおかつ「が、もういい」とうなずく人の姿を、わたしは美しいと思ってしまうのだ。 これは、ヴィム・ヴェンダース監督作品『ゴールキーパーの不安』や『ベルリン・天使の詩』の脚を書いたことでも知られるドイツ語圏における最も重要な現代作家

    『幸せではないが、もういい』(同学社) - 著者:ペーター・ハントケ 翻訳:元吉 瑞枝 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • 2018年「ひとり本屋大賞」発表 - いつか電池がきれるまで

    屋大賞 「2018年屋大賞」は、明日、4月10日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「ひとり屋大賞」!(恒例のオヤジ前フリ) 僕が候補作全10作を読んで、「自分基準」でランキングするという企画です。 あくまでも「それぞれの作品に対する、僕の評価順」であって、「屋大賞」での予想順位ではありません。 (「屋大賞」の授賞予想は、このエントリの最後に書いています) では、まず10位から4位までを。 第10位 キラキラ共和国 fujipon.hatenadiary.com たぶん、好きな人はものすごく好きだと思うんですよ、小川糸さん。 でも、僕は当にこの人の小説を読むのがつらい。 (上の感想を読んでいただくと、どのくらいつらいのかが少し伝わるのではないかと) 第9位 崩れる脳を抱きしめて fujipon.hatenadiary.

    2018年「ひとり本屋大賞」発表 - いつか電池がきれるまで
  • ぜひとも読みたいビジネス書15冊~『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』のレビュー~ - 本で死ぬ ver2.0

    今回紹介するはこちら。 一流の人は、のどこに線を引いているのか 作者: 土井英司 出版社/メーカー: サンマーク出版 発売日: 2016/10/17 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ビジネス書の書評家として有名な土井英司氏の「ビジネス書の読書術」について書かれた一冊。 ビジネス書は汚しながら読んだ方がいい、というのはよく言われることだ。線を引いたり、付箋を立てたり、欄外にメモをしたりするのを推奨している人は多い。しかし、具体的にどのようにを汚すべきなのかは、意外と誰も細かく教えてくれていない。 書は、「のどのようなところに線を引いておくべきか」のみならず、ビジネス書とはどのように読むのが正しいのか、どのように選べばいいのかを教えてくれる。 いくつか、ビジネス書を読むうえで心得ておきたいことを、少し抜粋してみよう。 書評を書くために読書をしてはいけな

    ぜひとも読みたいビジネス書15冊~『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』のレビュー~ - 本で死ぬ ver2.0
  • 読まずにはいられない書評に共通する4つのポイント

    シゴタノ!読書塾Vol.1 結果発表 第一回シゴタノ!読書塾の選考委員に参加させていただきました。いやあ、楽しかった! こんなが、こんな書き方があるんだと、選んでいる側として楽しかったです。 選ぶ側にいるのはたいへん恐縮で、自分も参加したいくらいなのですが、今回の「堀」賞は、先日も紹介した Ko’s Style の「仕事がつまらなく感じた時にできる3つのこと」という記事です。おめでとうございます! ところで書評にもいろんなスタイルがあって、急に書けといわれても困ってしまうのではないかと思います。「良い書評って、どんなのだ!」というわけです。 私自身文章修行中の身の上で偉そうなことが言えるものではないのですが、少なくともシゴタノ!読書塾の「堀賞」を狙う上で、ここさえ押さえておけばかなりの確率で選ばれるというポイントが4つほどあります。ここさえ押さえれば私は少なくともコロッとおちます。 今回

    読まずにはいられない書評に共通する4つのポイント
  • 「書評・レビュー・感想文」の違い&レビュー方法のテンプレ化をしてみた

    みなさん「書評、レビュー、読書感想文」等の違いって分かりますか? 色々とブログを書いている人間として恥ずかしながら、実はあまりピンときてない部分があったんですよね。そこでGoogle先生に聞いてみると、こちらの記事がヒットしました。 書評:主に出版されたばかりのについて、客観的に、コンテクスト(の背景や文脈)を含めて批評 読書感想文:自分が影響を受けたについて、主観的に、どのような読書体験が得られたのか共有 読書案内:自分が面白いと思うについて、主観と客観を交え、どのような魅力や見どころがあるか紹介 引用「書評読書感想、読書案内の違いについて」 私もコチラの分類については同意で、日の「レビュー」は商品紹介的な要素が強い気がします。なので「読書案内」の部分をレビューとして扱った方が自分的に分類がしっくりきます。 ということで今回は私の考えるそれぞれの違いとレビュー方法のテンプレー

    「書評・レビュー・感想文」の違い&レビュー方法のテンプレ化をしてみた
  • pha著『ニートの歩き方』(技術評論社)評~走らない生き方~

    前回の記事『無業社会』の書評で働いてないことへの抑圧を軽減することも重要である。と書いた。 どういうことか、もう少し詳しく書くとマクロな視点で「無業社会」をどうにかしていくことを考えるのと共に、個人が自身で「無業状態」の心理的負担を軽減していくのも大事なのだ。 つまり、平日の昼間から若い者がプラプラしていることへの罪悪感を自らの手で少しでも軽くするということでもある。 人生における様々なライフイベントを達成していかないと、お金も場所もなくなり、そのうちに人間関係も無くなっていくという喪失の悲しさを『無業社会』は様々な事例とともに書いていた。そこにあるのは良い人だからこそ、自分が悪いと責め自分を否定してしまう心のありようだ。 処方箋の一つとして有効なのはどうもうまくいかない自分をある種、自明のこととして捉え、「仕方ない」というのをネガティブな意味ではなく現状を認める上で使うことだと思う。 p

    pha著『ニートの歩き方』(技術評論社)評~走らない生き方~
  • 書評、読書感想、読書案内の違いについて、1つの本で書き分け練習してみた(小説編)。

    読書ブログは「要約・まとめ」「書評」「読書感想文」「読書案内」にタイプ分け可能、という記事を書いたのですが、そういえば私、この違いを上手く書き分けられる自信が全くもってありません。 読書ブログって難しい。 要約・まとめ:あらすじや目次の転載、文の要約 書評(ブックレビュー):主に出版されたばかりのについて、客観的に、コンテクスト(の背景や文脈)を含めて批評 読書感想文:自分が影響を受けたについて、主観的に、どのような読書体験が得られたのか共有 読書案内(ブックガイド):自分が面白いと思うについて、主観と客観を交え、どのような魅力や見どころがあるか紹介 特に書評読書感想。違いを意識せずに書き始めると、足して2で割ったようなふわっとした文章が出来上がります。書き分けのスキルが高くない以上に、訓練が足りてないんですよね多分。 そんなわけで、1つのについて1.要約、2.書評、3.読書

    書評、読書感想、読書案内の違いについて、1つの本で書き分け練習してみた(小説編)。
    kimaya
    kimaya 2015/05/13
    呼ばれてました!でもこの書き分けは難しいですね…。正直ここまで深いことを考えていません><むしろ、こうやって書ける三森さんがすごいです。
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