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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (8)

  • 【横山秀夫『64』CWA賞結果発表】日本ミステリー英語圏進出の「その後」(5)(執筆者・松川良宏) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ◆インターナショナル・ダガー賞、受賞作決定! この連載《日ミステリー英語圏進出の「その後」》は、横山秀夫『64』(ロクヨン)の英訳版が英国推理作家協会(CWA)のインターナショナル・ダガー賞(最優秀翻訳長編賞)にノミネートされたことをきっかけに始めたものであった。 そしてノミネートから5か月弱が経過した10月11日(日時間の12日未明)、ロンドンで開かれたダガー賞晩餐会においてついにその受賞作が発表された。受賞作はピエール・ルメートル『天国でまた会おう』(英訳題『The Great Swindle』)。ルメートルはこれで3度目の受賞(かつ、2年連続受賞)となる。 天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: ピエールルメートル,Pierre Lemaitre,平岡敦出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件)

    【横山秀夫『64』CWA賞結果発表】日本ミステリー英語圏進出の「その後」(5)(執筆者・松川良宏) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    kimaya
    kimaya 2016/10/20
    “鈴木光司『エッジ』英訳版は、ギリアン・フリン『ゴーン・ガール』という強敵をおさえて2012年度シャーリイ・ジャクスン賞(長編部門)” / あー、ルメートルならそれだけ獲っても仕方がない
  • 【横山秀夫『64』CWA賞ノミネート記念】日本ミステリー英語圏進出の「その後」(1)(執筆者・松川良宏) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ◆【祝】横山秀夫『64』、インターナショナル・ダガー賞ノミネート 日時間の2016年5月21日未明、英国推理作家協会(CWA)インターナショナル・ダガー賞の「第一次候補」8作が発表され、そのうちの1作に横山秀夫『64(ロクヨン)』が選出された。『64』は日では2012年10月に刊行され、『このミステリーがすごい!』で第1位になるなど高い評価を受けた作品である。そして2016年3月にはイギリスでその英訳版『Six Four』(ジョナサン・ロイド・デイヴィズ訳)が発売され、やはり高い注目を浴び、インターナショナル・ダガー賞へのノミネートという成果を上げることとなった。英国推理作家協会賞(CWA賞)への日作品のノミネートはこれが初である。 『64』は2013年に韓国台湾で翻訳出版されており、今後はアメリカ(2017年2月予定)、フランス、イタリア、オランダでの刊行も予定されているという。

    【横山秀夫『64』CWA賞ノミネート記念】日本ミステリー英語圏進出の「その後」(1)(執筆者・松川良宏) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 書評七福神の十二月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 新年あけましておめでとうございます。今年も書評七福神をよろしくお願いします。通常、12月は出版の挟間の時期で、めぼしい新刊はあまり出ないものなのですが、2015年はどうだったでしょうか。今月もご覧ください。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 吉野仁 『ジグソーマン』コード・ロロ/高里ひろ訳 扶桑社ミステリー かつてパーキンソン病を告白した米国俳優は『ラッキーマン』という

    kimaya
    kimaya 2016/01/14
    ウィンタース!ミレニアム!
  • 書評七福神の十月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 いよいよミステリー年間でもっとも熱い月が到来しました。この記事が載るころには各種ランキングもすべて決着しているはずですが、今年はどんな作品が上位に来たのでしょうか。嵐の前の静けさ。今月も七福神がやってまいりました。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 北上次郎 『調教部屋』ポール・フィンチ/対馬妙訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 このタイトルから内容は絶対に想像できないと吉野仁

  • 書評七福神の九月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 そろそろ年末に向けての動きが出てまいりました。豊作揃いだった2015年、10月には隠し球も出揃うのではないでしょうか。その前にまず、先月のおさらいです。今月も七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『ホテル1222』アンネ・ホルト/枇谷玲子訳 創元推理文庫 北欧ミステリにありそうでいて意外と少ない、「吹雪の山荘」に挑んだ異色作。列車が脱線事故

  • ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』(今回の執筆者・平岡敦) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    北欧勢やドイツ勢に押され気味で、いささか影の薄かったフランスミステリ。その憤をいっきに晴らすかのような爆発的大ヒットを記録したのが、ピエール・ルメートルの『その女アレックス』だった。なにしろ「このミス」「文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい」「IN★POCKET」など、各種ベストテンの1位を独占したのだからただごとではない。並みいる英米の傑作もかつて達成できなかった快挙を、どうしてフランスミステリが?と思った人もいるかもしれない。しかし、これはまさにフランスミステリだからこそなしえたことなのだ。 フランスミステリはどこか歪んでいる。いや、フランス人にとっては何の違和感もない小説作法が、英米のミステリを読み慣れた読者にはどうも奇異に感じられるということなのだろう。「フランスミステリはよくわからない」という声もしばしば聞く。しかし『その女アレックス』では、フランスミステリ特有の《歪

    ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』(今回の執筆者・平岡敦) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 書評七福神の七月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ感覚的には夏真っ盛りです。お盆で帰省されている方も多いでしょう。旅行のお供にはぜひ翻訳ミステリーを。今月も七福神をお届けします。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『出口のない農場』サイモン・ベケット/坂あおい訳 ハヤカワ・ミステリ 七月のベストは書にするか、相変わらず魅力的な人間模様と謎解きで読ませるアン・クリーヴス

  • 第15回福岡読書会のご案内 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第15回 福岡読書会のお知らせ まずは世話人交代のお知らせから。 このたび、福岡読書会は、駒月雅子さん、三角和代さんが世話人を退き、NOB@つんどくこと村上と雑こと大木が引き継ぐことになりました。なにぶん不慣れですので、何かとご迷惑をかけるかと思いますが、温かい目で見守っていただければと思います。 駒月さん、三角さんも引き続き読書会には参加してくださいます。というか、新米世話人としては、アドバイザーとして頼りにしておりますので、まだまだ隠居はさせません。 ということで、新世話人となって一発目、通算15回目となる福岡読書会の課題書はこちら。 悪意の波紋 (集英社文庫) 作者: エルヴェ・コメール,山口羊子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (18件) を見る 今回は、『その女アレックス』の爆発的ヒットも記憶に新しいフランスミステリ界

    第15回福岡読書会のご案内 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    kimaya
    kimaya 2015/06/06
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