(CNN) ウクライナ軍は26日までに、激戦地である同国東部に展開しているロシアの民間軍事企業「ワグネル」の傭兵(ようへい)部隊について「使い捨て」の投入手法が色濃いものの、応戦には非常に手ごわい戦力になっているとの諜報(ちょうほう)分析をまとめた。 CNNが入手したこの分析は、攻防が激しいウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺でのワグネル傭兵が効果的な戦いを見せていることを認めた。 今回の分析結果は昨年12月時点のもので、これら傭兵が多大な犠牲者を被っている中でも、近接戦闘において特有の脅威を及ぼしていると指摘。「彼らの数千人が死亡したとしてもロシア社会には大きな意味をもたらさないのだろう」とも主張した。 その上でワグネル傭兵の戦場での掟(おきて)にも言及。「命令がなければ撤収しない」とし、「許可なくしての集団での撤退あるいは負傷しないでの退却はその場で処罰が下される行動になる」と分析し