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2007年6月3日のブックマーク (7件)

  • 超映画批評『俺は、君のためにこそ死ににいく』40点(100点満点中)

    『俺は、君のためにこそ死ににいく』40点(100点満点中) 2007年5月12日、全国東映系にてロードショー 2006年/日/配給:東映 保守おじさん特有の痛さが出まくり しばしば人が語るとおり石原慎太郎の業は作家であり、弟である大スター裕次郎の主演映画の脚などを中心に、古くから映画作りにもかかわっている。しかし若い人にとって彼の名はまず東京都知事であり、過激なタカ派政治家とのイメージが先行しているに違いない。だから今回、彼が脚と製作総指揮を担当したこの特攻隊映画に対し、意外かつ新鮮な思いを抱いているのではないかと私は推測する。 大東亜戦争の末期、追い詰められた日軍はついに特攻作戦を敢行する。鹿児島県の知覧には、各地から集まった若き隊員が最後の日々をすごす陸軍特攻基地があった。そこで堂を経営し、特攻の母と慕われた鳥濱トメ(岸惠子)は、無力ながらも彼らを暖かく見守り、献身的に世

  • 超映画批評『パッチギ!』点数…時価

    『パッチギ!』点数…時価(100点満点中) 「朝鮮人には謝罪して、友達になっていただく」でいいのか? 毒舌映画評がトレードマークの井筒和幸監督(「ゲロッパ!」ほか)による最新作。松山猛の著作『少年Mのイムジン河』をベースにした青春群像劇。ちなみに著者の松山猛氏は、作の中で重要なモチーフとなるハングルの楽曲「イムジン河」(日でザ・フォーク・クルセダーズがカバーした)の訳詞を手がけた作詞家だ。 舞台は1968年、京都。主人公の高校生(塩谷瞬)は、小競り合いの絶えない隣の朝鮮学校へ親善サッカー試合の申し込みにいくことに。そして、そこで見かけた美しい少女(沢尻エリカ)と、彼女の演奏していた曲「イムジン河」に一目ぼれする。ギターを練習して少しでも少女に近づこうと思うが、彼女は朝鮮学校の番長の妹だった。 朝鮮学校と主人公の高校は生徒同士の争いが絶えない。根っこには国籍・在日差別があるから、その対立

  • 超映画批評『パッチギ! LOVE&PEACE』60点(100点満点中)

    『パッチギ! LOVE&PEACE』60点(100点満点中) 2007年5月19日、シネカノン有楽町、渋谷アミューズCQNほか全国ロードショー公開 2007年/日/127分/配給:シネカノン 反日ではない、これは反在日映画だ 井筒和幸監督といえば、かつては青春エンタテイメントの名手とのイメージが強かった。その後、紆余曲折を経て毒舌評論家としてお茶の間で人気となったのはご存知のとおり。しかし、拉致問題で北朝鮮を擁護するような発言をするなど、最近では朝鮮半島寄りの左翼映画人としても知られている。 その印象を強める原因ともなった前作『パッチギ!』(04年)では、在日少女と日人青年のロミオとジュリエット的恋愛を描き、好評を得た。タイトルは朝鮮のことばで頭突きの意味。その言葉どおり迫力ある喧嘩シーンが見所のパワフルな青春ムービーだったが、その主人公一家の6年後を描く続編がこれだ。 ときは1974

  • every japanese woman cooks her own curry::じいちゃん思い出して、しっかり泣いてはいるのだが…

    ■DVD「オトシモノ 監督:古澤健」。 あ、やっぱり好きだわ、この映画。特に杉彩が出て来てから。物語上での階段っていうか、レベルがグン、と上がってるのが分かる。「ヤバいぞ、ここからの領域」と劇場で見た時に感じたアレは間違ってなかったな。電車に敷かれる少年のカットには今回も興奮。真正面、真横、真上。映画ならではのカットが満載で、ちゃんと「真」が生かされている。 フレームも、創路も、幽霊(または地底人?)になった子供たちも、恐い。去年見たホラーでは「ディセント」よりこっち。「サイレント・ヒル」にも似てるな、と思ったのだが、それがどこがか分からない。メジャー作品にも関わらず、確信犯的な説明のなささ加減のせいか、作り手のヤリ過ぎさ加減(が足りてたり、足りてなかったり)のせいか。 ■DVD「マッスル vol.6」。 「マッスルハウス3 〜新春肉笑いスペシャル」を収録。モニターでも十分面白い。生でな

    every japanese woman cooks her own curry::じいちゃん思い出して、しっかり泣いてはいるのだが…
  • 『ガンダーラ映画祭 & 背徳映画祭』公式ブログ:『パッチギ! LOVE&PEACE』

  • パッチギ love&peace | ニガガラハワイ

    前作から2年と少し。その間に俺も少しばかり成長した。そして前作を継承した新しいパッチギを鑑賞するという幸せにも恵まれた。 「次は東十条〜」 この台詞だけで痺れる。 俺たちが太いズボンを穿いて練り歩いた京浜東北線の東十条。根拠も無く無敵を感じていた時代と、思い出が詰まった駅だ。ケンカのシーンで爽快感を感じてはいけないかも知れないが、そう思わざるを得ない。世代も違うし、あんな派手なケンカを繰り広げた記憶も無いが、まさしく自分が通って来た道だからだ。 前作より、ストレートの球威が増した。陳腐な表現だが、全て直球勝負。恐れや恐怖をかなぐり捨てたかのように、反戦と自由を謳う。 もちろん泣いた。自然に涙が溢れた。 しかし、ここからが俺がこの作品で抱いた当の感想なのかも知れない。 俺は在日なので、この映画を無条件に受け入れる脳みその構造をしている。 全てがツボだし、全てが俺の気持ちを代弁してくれた。

    パッチギ love&peace | ニガガラハワイ
  • 放送禁止寸前のあの番組が、ついにDVD化!

    kimchi
    kimchi 2007/06/03