2011年5月23日 福島第一原子力発電所事故の調査と責任追及について ~事故から最大限の教訓を得るために~ 一般社団法人日本人間工学会安全人間工学委員会(委員長:芳賀繁) 下記PDFファイルをご覧ください。 「福島第一原子力発電所事故の調査と責任追及について(PDF:148KB)」
記者会見の冒頭で頭を下げるみずほ銀行の西堀利頭取(中央)ら(21日午後、東京・中央区で)=鈴木毅彦撮影 システム障害が発生していたみずほ銀行のサービスの正常化が22日午後にずれ込む見通しとなった。みずほ銀は給与振り込みが集中する25日は障害は発生しないとしているが、原因となったシステムの処理能力の脆弱(ぜいじゃく)さは解決されていない。給与振り込みだけでなく、企業間の資金決済が滞る恐れは残っており、システムの抜本的な強化が求められている。 西堀利(さとる)頭取は21日夕の記者会見で、「正常化のメドはつきつつある」と述べた。18日までに処理できていなかった計89万件の振り込みが22日朝に口座への入金を終える見通しとなったためだ。25日に集中する企業の給与振り込み約190万件や、月末にかけて集中する企業間の決済にも問題がないとの立場だ。 今回のシステム障害の原因について、銀行業界では、東日本巨
仕事上の「ミス」は、「罪」として罰せられるのだろうか? そのミスが、ただ一つの「原因→結果」として直結しているなら分かりやすいが、現実としてありえるのか。ミスを事故に至らしめた連鎖や、それを生み出した土壌を無視し、ミスを起こした「個人」を糾弾することは、公正なのか?「重大な過失」という判断は、誰が、何を基準になされるべきか?被害を受けた人や遺族の感情や補償は、どうケアされるのか?本書は、医療や航空の現場で実際に起きた事例を用い、こうした疑問に応えることで、議論の場をつくりだしている。 たとえば、誤薬により業務上過失致死罪を受けたスウェーデンの看護師の事例。 1. PCによる処方箋の作成の手間を厭って読みにくい手書きのメモを書いた医師 2. メモを「見せる」だけで口頭で引継ぎ指示した夜勤の担当(後にメモは消失) 3. シリンジの薬剤とバイアルの薬剤の箱を取り違えた看護師 4. ダブルチェック
2010年01月04日07:00 【本】ヒューマンエラーは裁けるか―判断そのものの公正さを追求するよりも先にやるべきこと カテゴリ法務_内部統制 businesslaw Comment(0) この本の原題は“Just Culture(公正な文化)”。 twitterを一躍メジャーにしたUSエアウェイズ1549便ハドソン川奇跡の不時着。 Photo by Greg L その飛行機を操縦していたサレンバーガー機長が図書館から借りて事故当日機内に持ち込んでいたこと、そして事故後ブルームバーグ市長から同書のコピーを永久貸与されたことでも有名な本の翻訳本です。 『ヒューマンエラーは裁けるか』 「公正な判断」は存在するか? 法律に触れる仕事に携わっていると、「司法システムや司法関係者というものは、その他のものに比べればよっぽど公正なものだ」と本人も周囲も思い込んでしまいがち。 そんな司法システムが有罪
(前編から読む) 若田光一さんは日本人としてとなる国際宇宙ステーションでの長期滞在を行った。同じ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の一員として宇宙飛行士たちの支援を地上で行う山口孝夫さんは、若田さんのことを「変化を楽しみ、挑戦を続ける人」と話す。予定を上回る4か月半というミッションで明らかになったのは、心身にストレスを与えない物事の捉え方だった。 前向きさやコミュニケーション能力の高さは、宇宙で働く宇宙飛行士だけでなく、地球で働くビジネスマンにとっても欠かせない資質。それらを身につけるために必要な着眼点について心理学が専門の山口さんに引き続きうかがった。 ――前編では、若田さんの「まず相手を誉める」コミュニケーションについて言及されていました。相手をまず肯定することの効果は、どこにあるでしょう? 山口:誉めることで相手と敵対関係にならないで済みますし、話を進める上での障害がなくなります。もっ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者) 米国時間2009年7月23日更新 「Airlines Face Traveler Crash Fears」 世界の航空業界にとって、2009年は厳しい年になっている。今年上半期だけで世界で6件の墜落事故が発生し、582人が死亡。2008年の年間死亡者数を既に上回っているのだ。 世界の多くの地域では、航空会社に対する監督規制が極めて緩い。とりわけアフリカやアジアの一部では、この傾向が著しい。ここ数年、世界が羨む安全性を維持してきた欧米の航空会社は、不況による業績悪化や収益性の高いビジネス旅行客の減少に苦しむ中で、顧客の関心が航空機事故のリスクに集中するという新たな問題に直面
誤って筋弛緩剤投与、患者死亡 徳島・鳴門の病院2008年11月19日23時24分印刷ソーシャルブックマーク 徳島県鳴門市撫養(むや)町黒崎の健康保険鳴門病院(増田和彦病院長)は19日、誤って解熱剤ではなく筋弛緩(きんしかん)剤を点滴で投与された70代の男性患者が死亡した、と発表した。当直医が電子カルテに薬剤の名称を記入した際に誤表示され、そのまま薬剤師が処方してしまったのが原因で、蘇生を試みたが意識が戻らなかったという。 同病院によると、この男性患者は肺炎と胸膜炎で入院していた。17日午後9時ごろ、39度を超える発熱があったため、看護師が当直医に連絡。当直の30代の女性医師は、患者のアレルギー体質を考慮して解熱作用のある副腎皮質ホルモン「サクシゾン」の投与を決め、電子カルテのパソコン端末に記入。その際、最初の3文字(サクシ)だけを入力したところ、画面には筋弛緩剤の「サクシン」と表示された。
福知山線脱線事故を教訓にJR西日本が作製した社員向け安全教材が、関東の大手私鉄で活用されている。事故につながるエラーを防ぐための考え方「ヒューマンファクター」(人的要因)の観点が、鉄道現場の具体例で示されていると評価され、4社が社員教育に使えるとして注文した。印刷実費での販売に応じたJR西は「想定外の反響だが、広く利用してもらい、防げる事故を防いでほしい」と話している。 JR西が昨年3月に作製した全100ページの冊子「事例でわかるヒューマンファクター」。鉄道現場における32項目のヒューマンファクターをそれぞれ見開き2ページでまとめ、イラストや図表を多用して解説している。 例えば「眠気」の項目では、24時間周期で変化する体内リズムの影響で眠気は3〜4時と14〜15時に訪れるとし、この時間帯に合わせてコーヒーを飲んだり、室温を下げたりといった対策が必要と指摘。「記憶」の項目では、一度に覚えられ
医療事故防止のための心理学的研究 [←前章] [もくじ] [まとめ→] 6|産業分野におけるヒューマンエラー低減への取り組み 原子力発電所におけるヒューマンファクターへの取り組み 1. はじめに 航空、鉄道、化学プラント、原子力発電などの産業界では、ヒューマンエラー低減のためにいろいろな取り組みが行われている。各分野では人間の関与の程度がそれぞれ異なるので、取り組みはそれぞれのシステムの特徴に応じた取り組みとなっている。たとえば、航空では、航空機の発達に伴い人間の問題が生じてきた。航空は自然への挑戦と言われるくらい、その行動範囲を技術開発により広げてきたという歴史がある。「音の壁」、「熱の壁」を技術により破り、それに伴いヒューマンファクターの問題が浮かんできた。ある研究者は、残されたのは「人間の壁」だと説明し、よりいっそうの空の安全のためにはヒューマンファクターに取り組むことの重要性を述
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