SSL/TLSに利用できるサーバ証明書を無料で発行している認証局(CA)「Let's Encrypt」は2020年2月19日(米国時間)、「多視点ドメイン検証」を開始したと発表した。ドメイン検証のセキュリティを高める重要な前進だとしている。Let's Encryptによると、CAが多視点検証を大規模に実施するのはこれが初めてだという。 Let's Encryptは、Mozilla、Cisco Systems、電子フロンティア財団(EFF)、Akamaiなどが支援する公益法人ISRG(Internet Security Research Group)が運営する組織。ソフトウェアツールによって証明書の更新などの作業を自動化できる点も特徴だ。 これまでのドメイン検証には弱点があった ドメイン検証は、全てのCAが行っているプロセスだ。証明書申請者が証明書の対象ドメインを実際に管理していることを確認
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