国内外の書籍、論文 三重大学(津市)は、忍者に関する国内外の約1500の書籍、論文を紹介する「忍者関係資料データベース(DB)」を作った。今後、映画や漫画、小説についても情報収集し、同様にDBを作る方針だ。 人文学部の山田雄司教授の研究室が中心となり、昨夏から準備を開始。「最後の忍者」とも呼ばれる三重大の川上仁一特任教授や、各地の忍者研究者の協力を得たほか、ロシア、タイ人留学生らがインターネットや文献をたどって情報を集めた。 その結果、国内では約300、海外ではアメリカを中心にヨーロッパ、アジアの15か国で計約1200の書籍、論文を確認。国内では忍術、海外では武術関連の書籍が目立ったという。 DBはタイトルと出版社、出版年月、価格、簡単な内容を明示。近く人文学部のホームページから閲覧できるようにし、一般からの未掲載の文献に関する情報も受け付ける。