このコラムでは、これまでぼくがいかに行き当たりばったりで迂闊に飛び込みつつ、試行錯誤やハックという名の創意工夫を続けてきたか、要は「やりながら考えます」という頭悪めの手法によって抜きん出た結果を出すキャリアのコツを偉そうに語ってみた。 しかし、新しいことにチャレンジすることは、もちろん同時にリスクもはらんでいる。失敗したり、あなたの役に立たなかったり、時間のムダになったり、手痛い目にあって落ち込むことは、もちろん多い。 こういったときに、鬱の影が忍び寄る。 そう。 向こうみずに新しいことに飛び込み、かつ責任感がある人は、鬱になりやすいのだ。 自分の周りでも、抑うつ状態になる人を何度も見てきた。 「新しい仕様・仕事の舞台にチャレンジしようとして病む人」が非常に多い。たとえば、エンジニアが現在の技術でできそうなことをリサーチしたりする場合など。 どうやら「現在の仕事がつらい」だけなら、そのトン