フジテレビ系列で4時間超に渡って放送された「THE SECOND~漫才トーナメント~」が無事閉幕した。「結成16年以上のコンビがタイマンで競う、新たなお笑い賞レース」という、M-1グランプリを前提にして成り立つ大会。企画が発表された当初は「賞レースの呪縛からようやく解放された人達のことを思うと酷ではないか?」とやや否定的な目で見ていたが、芸人さんのラインナップを見たら賞レースオタクとしては俄然期待が高まってしまい、気付けばアーカイブなしの予選生配信も追いかけるようになっていた。 両者拮抗の激戦を勝ち抜いてきた大ベテラン8組による渋くて熱い戦い。若手の賞レースほどウェットになりすぎず、しかしひとりひとりの人生やコンビ同士の関係性が滲むドラマもたっぷりな見応え抜群な大会で、長丁場なのに一秒たりとも目が離せなかった。番組の進行も、ゆとりがありすぎるきらいはあったが(尺が足りなくなるよりマシ)、M