その人にとって満足のできない、不快に思う、不満の残る、或いはストレスの残るようなことが起こったとき。 その時人は、とにかく何が悪いか、誰が悪いか、というのを特定して、その人やものに全てを被せたりすることがあります。そうすることで自分のストレスを逃がして、ある種の満足感を得たり、不快感をある程度は取り払うことができます。 満足のいかない結果を自分の贔屓するスポーツチームが残してしまった時に、よく巻き起こる「戦○」探しは代表的な例の一つと言えるでしょう。 黒が何かというのをはっきりしたくなってしまうのが、人間の性なんじゃないでしょうか。 そしてそれはWBCの参加問題もそうでした。 「WBCに日本代表が参加しない」という決定が発表されたとき、そこで生じたストレスを発散するために「悪」というのをとりあえず決めて、それを槍玉にあげることによってそのストレスを逃がす。 野球への思いが強いからこそ、無意